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株式会社エイアンドピープル 代表取締役社長 浅井 満知子

わかりやすく、伝わりやすい「プレイン・イングリッシュ」で、日本の企業と海外とのコミュニケーションをサポートしたい

ネットワーク化によって、24時間いつでも、世界とつながることが可能になっている現代社会。国境や時差を越えて、多くの情報が瞬時に共有され、それはビジネスチャンスの拡大ともイコールである。そこで大きな意味を持つのが、海外の企業や投資家とのコミュニケーション。株式会社エイアンドピープルは「プレイン・イングリッシュ」を提唱し、日本企業の海外展開をサポートしている。その意味と効果を、浅井満知子社長にうかがった。

日本の企業が海外に発信する情報が「伝わりにくい」理由

― 御社の事業内容を教えてください。

 当社、エイアンドピープルのコア事業は、企業の海外展開や、外国人投資家とのコミュニケーションを円滑にするために欠かせない、翻訳と通訳派遣です。当社の英文翻訳サービスでは欧米で一般的に使用される「プレイン・イングリッシュ」を提唱し、日本企業のグローバル展開をサポートしています。翻訳のドキュメントに付随し、会社案内やホームページの企画制作やデザイン、IRツールの制作支援なども行います。

― 翻訳事業に関しての御社の強み、特徴はどこにあるのでしょうか。

 前述の通り、当社では欧米で一般的に使用される「プレイン・イングリッシュ」を提唱しています。

 日本の翻訳会社では逐語訳、つまり出来るだけ日本語にそって、忠実に英語に置き換える翻訳のしかたが主流です。俗にいう直訳です。

 最初に日本人が翻訳し、その後でネイティブ言語のアメリカ人にチェックをさせ、日本人が再チェックする。日本語を起点に作業するのですが、あえて音節が多い専門性の高い単語を使ったり、日本語に則して文章が長くなり、まわりくどい表現が続いたり、文法的には正しくても、スムーズに頭に入らない文章になってしまうため、出来上がった英文は外国の方には読みにくく、ぼんやりとした曖昧な内容の文章になりがちです。

 各ドキュメントには必ず目的があります。翻訳は言葉を文法的に正しく置き換えることももちろんですが、本来の目的を理解し、相手にわかりやすく伝え、共感してもらうことがポイントであると考えます。また言語は文化であり、日本人と英語を母国語とする外国人では、表現の仕方も受け取り方も微妙に異なります。日本語ではなく、英語を起点にしたネイティブの翻訳にこだわり、伝わりやすい翻訳サービスを提供することで、日本企業が海外で優位に展開する助力となることを目指して、起業当時からネイティブ翻訳にこだわり続けてきました。

グローバル化の時代に欠かせない「相互理解をうながす英語表現」

― プレイン・イングリッシュのわかりやすい翻訳についてもう少し詳しく教えてください。

 当社が推奨する「プレイン・イングリッシュ(Plain English)」は、アメリカでは、政治家の演説や新聞記事、企業の情報発信に使用され、中学校1年生相当の平易な英語を基準に設定されることが多いです。例えばアメリカの大統領選挙では、有権者の支持を高めるためのコミュニケーション戦略として演説の原稿にわかりやすいプレイン・イングリッシュは欠かせません。大統領候補のトランプ氏の演説は小学校4年生レベルにまで下げることで、支持者の裾野を広げたという研究結果も出されています。このプレイン・イングリッシュを日本の企業がコミュニケーションの戦略として、外国人投資家をはじめ、ステークホルダーに使わない手はありません。

― IR協議会でセミナーを行うなどプレイン・イングリッシュの普及にも尽力されていますが、きっかけはどこにあったのでしょうか。

 2000年頃、代理店を通してトヨタ自動車の翻訳業務のお手伝いをさせていただいていたことがきっかけでした。トヨタ自動車は当時から海外の現地法人や顧客向けのセールスマニュアル、マーケティング資料、企業としての理念、そしてカンバン方式の考え方を伝える際、平易な英語を使ってコミュニケーションをとることにこだわっていました。定義はしていませんでしたが、まさにプレイン・イングリッシュでした。多くのお仕事をお手伝いさせていただきながら、「日本の企業が世界で戦うために必要なんだ」と痛感したことをきっかけに、プレイン・イングリッシュを翻訳サービスに取り入れました。

― 欧米企業のアニュアルレポートはプレイン・イングリッシュを使い、「読ませるため」の工夫が詰まっている。

 欧米企業のアニュアルレポートは見出しを拾い読みしただけでおおまかな意味がつかめるような編集の工夫がされており「読む人の立場」を考慮して「読ませるため」の工夫が詰まっています。さらにプレイン・イングリッシュを使用し、内容の理解を促しています。

 プレイン・イングリッシュはイギリス発祥のライティング方式ですが、1970年代、アメリカで大統領令により公官庁や企業に普及したことがきっかけで広がりました。
・ワンセンテンスあたり10~20の単語で構成する。
・より簡潔な同義語を選ぶ。
・受動態をできるだけ使用しないなど
原則がきっちり決められていて、わかりやすさが数値で評価されます。文章そのものが平易でわかりやすいのはもちろん、訴求力が高まる点では、従来の逐語訳とは大きく異なります。

著名経営者

  • 株式会社ファンケル

    池森 賢二
  • 澤田ホールディングス株式会社

    澤田 秀雄
  • 株式会社ドリームインキュベータ

    堀 紘一
  • 株式会社ワークスアプリケーションズ

    牧野 正幸
  • 株式会社セプテーニ・ホールディングス

    七村 守
  • 日清食品株式会社

    安藤 百福

プロフィール

  • お名前浅井 満知子
  • お名前(ふりがな)あさい まちこ
  • 出身群馬県
  • 趣味ゴルフ、仕事
  • 両親の職業教師
  • 好きな食べ物野菜
  • 好きな言葉前向き、継続は力なり
  • 好きな作家宮田輝
  • 好きなスポーツゴルフ
  • 好きな芸能人ビートたけし
  • 好きな俳優ゲーリーオールドマン
  • 好きなミュージシャンエリッククラプトン
  • 思い出に残るプレゼント輪島塗の小物入れ
  • いま欲しいプレゼント客船での旅
  • もし生まれ変わったら?再度、自分
  • 過去に戻れるならいつ?会社設立当初
  • 好きなお花ひまわり
  • 好きな漢字一文字
  • 出身校青山学院大学
  • 今日の財布の中身22000円
  • 飼ってるペット