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株式会社エイチーム 代表取締役社長 林 高生

ニッポンの「チーム力×開発力」で名古屋から世界市場を席巻してみせる

リリースから1年3ヵ月で全世界のダウンロード数が700万を超えた『ダークサマナー』を開発。マザーズ上場から史上最短の233日で東証一部へ昇格――。名古屋市に本社を構えるエイチームは、いまもっとも注目を集めるITベンチャーのひとつだ。しかし、創業から6年間は業績低迷が続き、先が見えない状態であったという。どのようにして会社を立て直し、ヒット作品を生むことができたのか。代表の林氏に聞いた。

― 御社は2012年4月にマザーズへ上場し、わずか7ヵ月後には東証一部へと市場変更しました。なぜ、これほど急成長できたのでしょう。

 高い組織力を発揮できるからです。当社は個人よりもチームで活躍することをうながしています。そのために、部署ごとにチームを細分化し、収支に責任を持たせています。

 また、定期的にグループ勉強会を開催。社外研修に参加したメンバーが、学んだ知識をチームにフィードバックしています。

― なぜ、そこまでチーム力を高める必要があるのですか。

 「みんなで幸せになれる会社」を目指しているからです。そのため、当社は人物重視の採用を行っています。スキルがあっても性格が問題では、チームでの活躍は見込めませんから。それに、スキルは入社後に身につきます。

― 採用では工夫した取り組みもありますね。

 当社は「エイチームキャンプ」というITエンジニア養成プログラムを実施。未経験者を時給800円のアルバイトで募集し、3ヵ月間でプログラミングを学んでもらうものです。優秀な人は契約社員として採用し、現在15名が現場で活躍しています。

 彼らを教えるのは、当社の中堅プログラマー。スキルはもちろん、チームワークを大切にする私たちの姿勢を同時に指導できます。

― そのほかに、成長の要因はありますか。

 創業以来、挑戦を続けてきたことです。たとえ失敗しても、そこから学んで次に活かせばいい。『ダークサマナー』も、100本以上のソーシャルゲームの失敗を糧に生まれたんです。

 私自身、高い数値目標を掲げ、つねに挑戦してきました。中期経営計画を5年スパンで設定し、2009年に掲げた目標も達成のメドがついています。

 いずれも、簡単に達成できない数値目標でした。しかし、普通の目標では急成長できないと思ったんです。

― 目標が高すぎると、スタッフが不安になりませんか。

 確かに、スタッフも「年商100億円」という目標を聞いた直後は戸惑ったかもしれませんね。でも、理にかなった目標であれば、金額は関係ありません。

 当時は、スマートフォン(以下、スマホ)が普及しはじめたとき。フィーチャーフォン向けゲーム開発がメインの当社には逆風でした。でも、スマホ市場へ経営資源を集中投資すれば、5年後の年商100億円が見えてくる。それを実現する戦略を具体的に話すと、スタッフは納得してくれました。

 大切なのは、合理的かつ高い目標を掲げること。そして、全社で共有すること。それをクリアすれば、成長の壁を突破できます。

 成長市場を見極める大切さは、日本を代表するITベンチャーの傾向でもわかります。Yahoo!JAPANや楽天など、大手ITベンチャーの経営者は技術者出身ではありません。でも、彼らにはIT時代の到来を予測する洞察力があった。サービスは、市場を見極めたあとでも形にできます。「まず、どの市場に一番将来性があるのかを考えてね」。社員が新しい企画や事業に挑戦するときには、つねにこう話しています。

著名経営者

  • 株式会社ドリームインキュベータ

    堀 紘一
  • 株式会社ファーストリテイリング

    柳井 正
  • 伊那食品工業株式会社

    塚越 寛
  • 株式会社インテリジェンス

    鎌田 和彦
  • 株式会社セプテーニ・ホールディングス

    七村 守
  • 株式会社壱番屋

    宗次 德二

プロフィール

  • お名前林 高生
  • お名前(ふりがな)はやし たかお
  • 出身岐阜県
  • 身長172cm
  • 体重64kg
  • 平均睡眠時間6時間
  • 趣味ラジコン
  • おススメ本『69 sixty nine』村上 龍(著)
  • 今までに訪れた国6ヵ国
  • 座右の銘お互いを認め合うこと
  • 尊敬する人両親
  • 好きな食べ物たまご
  • 嫌いな食べ物すっぱいもの
  • 今日の財布の中身いつも大体6万円