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株式会社コンテンツセブン 代表取締役社長 成 七龍

作品自体の魅力を伝える韓国ドラマ本格輸入のパイオニア

韓国ドラマを初めて本格的に日本に紹介し、韓流ブームの火付け役となったコンテンツセブン。パイオニアの立場を活かし、版権獲得競争でも優位性を発揮する。いまやブームを過ぎ、コアなファン層に支えられてエンターテインメント市場に定着した韓流。なぜ同社はそのパイオニアになりえたのか。作品選定の基準、アップダウンの激しい業界ではめずらしい堅実な経営方針など、同社の強さの理由を、代表の成氏に聞いた。

― 御社の事業内容を教えてください。

 韓国のテレビ局からドラマの版権を買い付けて、日本のテレビ局への販売や、DVD制作・発売、インターネットやモバイルでの配信などを行なっています。ドラマの制作にはそれ相応の予算がかかるため、韓国でドラマを制作しているテレビ局は7局のみ。そこから買い付けています。さらに、韓国映画の配給、中国や台湾のドラマ及び映画の配給、韓国コンテンツの映像翻訳も行なっています。

 『冬のソナタ』でブレイクした日本での韓流も昨年10周年を迎え、その間、次々とヒット作や多くの韓流スターが誕生しました。そのピークは2010~11年で、この時期はキー局を含む多くの地上波とBS、CS局で韓国ドラマが放映され、当社の配給本数は年20本に達しました。現在は、韓流ファンの周辺層が減り、コア層のみに市場が縮小したため、年12本ほどです。

 2003年には通販事業にも着手し、「コリタメ・ドットコム」を開設、主にDVD、CD、書籍、グッズなどを販売しています。開設の発端は、2002年にいろいろな歌手の曲が収録されたコンピレーションアルバムを販売したことです。CDの表紙がぺ・ヨンジュンの写真だったので「売れる!」と直感。3,000セットを韓国から仕入れて女性週刊誌に広告を掲載したところ、1ヵ月も経たないうちに完売しました。

 「コリタメ・ドットコム」の現在の会員数は6万6,000人。韓流ファンのコア層をなす50~60代の女性が多く占めていますが、この層にはITに慣れていない方が多く、注文は全体の90%が電話によるものです。この状況を踏まえて、会員には隔月でカタログを送付しています。

 また、電話注文時に詳細な情報を質問されることも多く、オペレーターには豊富な商品知識が欠かせません。そのためオペレーティングは社内で行なっています。

― 会社を設立して韓流ドラマを日本に紹介するパイオニアになるまで、どのような経緯を辿ったのでしょうか。

 当社を設立したのは2000年で、私がちょうど30歳のときです。大学を卒業後、都立高校の講師などを務めていました。やなせたかし氏のアンパンマンのテーマ曲にある「何のために生まれて、何をして生きるのか」という歌詞が好きで、20代は自分のやりたいことを模索する日々でした。大学の同級生は皆一流と呼ばれる企業に勤めていて、私が30歳を迎えると、いろいろと心配してくれたものです。

 その頃、ある友人が韓国の時代劇『ホジュン』のビデオを貸してくれました。それまで韓国ドラマなんてほとんど見たことがなかったのですが、この『ホジュン』は見始めてすぐにハマり、手に汗握り、涙を流すほど主人公に感情移入してしまいました。「この内容なら日本の視聴者も感動する!」と直感。何事もすぐに行動に移さないと気がすまない私は、韓国のテレビ局に直接電話をかけました。

 版権を管理する部署につないでもらって「権利を買いたい」と申し出ました。「韓国まで来い」と言われ、さっそく通訳を手配して訪韓。「日本のテレビ局に放映してもらいたいので、版権を売ってほしい」と話したら、相手はポカーン(笑)。さらに私がフリーターであることを話すと、あきれた表情で「法人じゃないと取り引きできない」と。私は「会社をつくったら、また会ってくれますか?」と念を押して帰国。妻にお金を借りて会社を設立したのです。

著名経営者

  • 株式会社アシックス

    鬼塚 喜八郎
  • 株式会社堀場製作所

    堀場 雅夫
  • 株式会社ファーストリテイリング

    柳井 正
  • シダックス株式会社

    志太 勤
  • テンプスタッフ株式会社

    篠原 欣子
  • 株式会社ネクシィーズ

    近藤 太香巳

プロフィール

  • お名前成 七龍
  • お名前(ふりがな)ソン チルリョン
  • 出身神奈川県
  • 身長185cm
  • 体重75kg
  • 血液型A型
  • 平均睡眠時間7時間
  • 平均起床時間7時
  • 趣味農業
  • 好きな食べ物自然栽培の食材
  • いま欲しいプレゼント農園、牧場
  • 出身校法政大学経営学部