ニッポンの社長

ニッポンの社長 > 株式会社FIVE CENTS 代表取締役社長 斉藤 源文

株式会社FIVE CENTS 代表取締役社長 斉藤 源文

「お客様に喜ばれる最高のサービス」をどこまでも追求したい

一流ホテルやレストランの玄関前に車を着け、キーをホテルマンに手渡して颯爽とエントランスに足を踏み入れる来訪客の姿を見たことがあるだろう。そこでキーを受け取り、スマートに車に乗り込んで駐車場へと滑らせる役割が「ヴァレーサービス」である。海外では当たり前のこのサービスを浸透させようと、日本で初めて本格的に事業化したのがFIVE CENTSの斉藤代表だ。独自の接客スタイルの追求で多くの支持を獲得してきた事業の中身について聞いてみた。

― 御社の事業内容を教えてください。

 ホテルやレストラン、マンションなどの建物の玄関でお客様が車を乗り降りする際、スタッフが鍵を預かって車を回送し、駐車する手間を省いて差し上げるサービスをヴァレーサービスといいます。

 昔から欧米では多くの商業施設で取り入れられているサービスで、海外ではホテルマンの養成学校で講座があるくらいプロ意識の高い職業です。当社は2001年にヴァレーサービス専門会社としてスタートした日本のパイオニア的存在。培ってきた経験と実績、独自のノウハウと安全性でお客様からの高い信頼をいただいています。

 都内の一流ホテルや高級レストラン、高級マンション、大使館や財界人のパーティー会場など様々な商業施設に「ヴァレーサービスのプロ集団」である当社のスタッフが常駐し、クオリティの高いサービスを提供しています。

― ヴァレーサービスにおける御社の強みを教えてください。

 一つは、私自身ヴァレーサービスマンやホテルのドアマンなどで、日本式と海外式の一流と呼ばれるホテルでの経験を積んできたことから、双方の良い部分を融合した独自のサービスを提供できる点だと思います。

 日本式のホテルでは、長い伝統の中で培われた規律を重視して、ヴァレーサービスマンの所作も統率のとれた折り目正しい形式美があります。その統一感がお客様への信頼を生み、車を任せても大丈夫という安心感につながるのです。

 いっぽう欧米の外資系のホテルでは、一体感のある日本のサービスマンの雰囲気とは少し異なり、一人ひとりの個性が生きた立ち居振る舞いが特長的です。お客様との距離を詰め、親しく接する自由な気風がベースにあるようなスタイルです。

 私がヴァレーサービスを始めた2000年の頃は、日本ではヴァレーサービスそのものもまだほとんど知られておらず、商業施設に着いて自分の車の鍵を他人に預けるという習慣もありませんでした。だからこそお客様に信頼していただけるサービスのクオリティにまで自社のノウハウを高める必要がありました。そこで日本式と海外式の2つの要素をうまく融合して、FIVECENTSならでの独自のサービスを確立していきたいと考えたのです。

― 具体的にどのような点ですか。

 当社では、ヴァレーサービスを提供する上で守るべき事柄を明文化して全スタッフで共有しています。サービスマンとして基本的な所作の部分や立ち居振る舞い、心構えや接客の具体的な方法、運転の際の注意点などを細かく統一のマニュアルに落とし込んで従業員に浸透させているのです。

 ただ、その中で軸となるのは、お客様の気持ちを十分に汲み取ることであり、思いやりの気持ちです。個々のスタッフが、車を預けてくださるお客様が何を求め、次にどんな行動を期待しているかを汲み取り、先回りして行動に移すことです。マニュアルを重視しつつも、お客様との距離感をはかりながら各自が親しみを込めたサービスを心掛けます。

 礼儀を重んじつつ、親近感のある笑顔で接する所作や表情は大事で、そうした接客がお客様に安心感を与えることにつながるのです。

 そして絶対に事故を起こさないという安全性は不可欠です。運転技術はマンツーマンの研修で基礎から徹底して教えていき、どんな車でも安定して乗りこなすことができる技術、集中して操作を行うプロ意識が養われます。そうした事柄の徹底が、クライアントからの高い信頼をいただくことにつながると思っています。

著名経営者

  • 株式会社インテリジェンス

    鎌田 和彦
  • テンプスタッフ株式会社

    篠原 欣子
  • 株式会社サイバーエージェント

    藤田 晋
  • マネックスグループ株式会社

    松本 大
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • 京セラ株式会社

    稲盛 和夫

プロフィール

  • お名前斉藤 源文
  • お名前(ふりがな)さいとう もとふみ
  • 出身栃木県宇都宮市
  • 趣味クラシックカー、キックボクシング、珈琲