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株式会社はぐくむ 代表取締役 小寺 毅

学生向けに「情熱の源泉」を探るライフデザインスクールを提供

自分の人生をどう生きるのか―。一人ひとり答えが違うからこそ、誰かに教えてもらうことはできない。しかし日本ではそんな重要な課題を考える機会が少なすぎる。そう考え、大学生向けに自分の生き方を考えるライフデザインスクールを運営。そして、彼らが自分軸に沿って企業に出逢える新しい就活イベント事業を展開する、株式会社はぐくむ。会社の中核を担う優秀な人財を求める企業からも注目を浴びている、はぐくむ代表の小寺氏にインタビュー。未来の日本を背負って引っ張っていく人材をはぐくみたいという人材育成への熱い思いや起業の経緯を聞いた。

― 御社の事業内容を教えてください。

 私たちの事業は大きく分けて3つあります。1つめは、学生に対するライフデザイン事業です。多くの学生は就職活動の段階になって急に「自分のやりたい仕事は何か?」を考えます。しかし仕事選びは、「自分がどう生きるのか」に関係する重要な選択。そこで、はぐくむではしっかりと「自分にとって働くとは?」や「何のために働くのか?」など人生の軸を考える機会を早期の段階から様々な形で提供しています。

 そうしたスクール事業に参加する学生が価値観や実現したい未来で共感しあえる企業に出逢える就活イベントを2つめの事業として行っています。しっかりとした軸がある人材を探している企業様にとっては、特にマッチングの相性がいいとご好評を頂いております。

 そして、最後に3つめの事業として社員同士の関係性の質を高め、目指している成果を出せるようなチームビルディング研修やコンサルティングを行っています。

― 大学生向けにユニークなコンテンツを提供されていると聞いています。具体的な内容を教えていただけますでしょうか。

 ライフデザインスクールでは、これまで歩んできた人生をチャート化していただきます。人生の良かった時、悪かった時を振り返ってもらいながら、曲線などを使って描いていただくのですが、描き方に決まりはありません。

 ライフチャートを描いていただくと、実に三者三様のチャートができあがります。そのチャートを用いると、自分が何に喜びを感じ、何に傷つき、何が人生に影を落としているのかが分かり、自分と深く向き合うことができるのです。そうして自分の人生の課題を直視して、行動していくことで、人生における自分の“情熱の源泉”が段々と分かってきます。

 自分にとっての情熱の源泉を知らないまま就職活動をしても天職には出逢えないと思いますが、実際の就職活動では人気企業ランキングなどを参考に、深く考えずに「とりあえず」とか「何となく周りが良いというから」という観点で応募して就職していく人が大半です。しかし、本当にそのやり方で自分が熱意を持って働けるのか、大学生の頃から疑問を感じていました。

 もっと「どう生きたいのか」や「何のために働くのか」といったことを考えて仕事や会社を選ぶことが大事なのではないか。そういう問題意識から、まずは自分が生きるための指針となる“自分軸”や生き方を問うワークショップや講座を展開しています。“正解”のない問いに向き合うからこそ、はぐくむに参加してくれる学生は自分の頭で考え、答えを出し、行動していく力が養われていきます。

著名経営者

  • 株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)

    羽鳥 兼市
  • 株式会社スタジオジブリ

    鈴木 敏夫
  • エステー株式会社

    鈴木 喬
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • 株式会社セプテーニ・ホールディングス

    七村 守

プロフィール

  • お名前小寺 毅
  • お名前(ふりがな)こでら たけし
  • 出身東京都
  • 身長186 cmcm
  • 趣味日本めぐり
  • 今までに訪れた国26ヵ国
  • 座右の銘想魂錬磨
  • 休日の過ごし方自然でのんびり
  • 出身校慶應義塾大学
  • 飼ってるペットジャックラッセルテリア