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一般社団法人JPSAA日本パステルシャインアート協会 代表理事長 江村 信一

誰でもが簡単に描けて心が安らぐパステルアートの第一人者

色がふんわりとやわらかく、思わず微笑んでしまうようなやさしいタッチのパステルシャインアート。画材のパステルをぼかし網と呼ばれる網で削り、パウダーになったパステルでコットンを筆の代わりにして絵を描く画法だ。絵を描くことにコンプレックスを抱えている人でも、簡単に描け、しかも描いた絵が好きになる不思議な力が人気を集めている。今回は1995年に独自の画法を生み出した第一人者の江村信一氏にインタビュー。パステルシャインアートの魅力や精力的に行っている活動内容を紹介する。

― パステルシャインアートとはどのようなものですか。

 画材の一つパステルを用いた、驚くほど楽しく簡単に描ける画期的な画法です。通常、パステルアートは、パステルをクレヨンのように直接手に持ち、画用紙などに直接描きます。しかしパステルシャインアートは、このパステルをぼかし網と呼ばれる網で細かくパウダー状に削り、コットンにつけて、15cmの枠をセロハンテープでマスキングをした画用紙に描いていくのが特徴です。1995年に私が初めて考案し、始めた独自の画法です。絵を描くことが苦手な方も自信がつくサイズが15cmなのです。

― なぜパステルを削って描いてみようと思ったのでしょうか。

 この画法を考案した1995年は、阪神大震災や地下鉄サリン事件など、心を痛めるような悲しい出来事がたくさん起こっていました。子供のころからさみしさをバネに失敗を成功の糧にしてきた私にとって、闇には光をという思いが起こり、今こそ光を描いてみようと直感しました。

 そこで、水彩や色鉛筆やマーカーやアクリル絵の具など、さまざまな画材を使って光を描いてみました。でも、なかなか私が思う光が表現できません。そんなとき昔からあるパステルを粉にするドライウォッシュ画法が頭をよぎりました。その技法は、今まで絵のバックに使われるもので、例えていえば舞台の脇役のようなもの。それを使って一枚の絵を描くことはその脇役を一気に大舞台の主役に抜擢するようなものです。

 さまざまな紙や方法、技法を試してでき上がったものは、丸い光の天使です。何度も試行錯誤を続けるうちに、ふとパステルを削り一枚の絵を描いてみたのです。粉をコットンに付け、画用紙に無心で丸い光を描いていました。輝く光を表現する技法ということで、パステルシャインアートと名付けました。

― 画法を生み出した後の活動について聞かせてください。

 1995年、絵本作家の葉祥明氏らとともに、東京・赤坂で『天使展』と題して、初めてパステルシャインアートを発表。その後、この絵に関心を持った方々から描き方を指導してほしいという要望もあり、絵の描き方を指導してきました。手軽に始められることや、ゆっくりと手を動かすことで気分がゆったりとすることもあり、人の心をつなげるアートとしてもマスコミをはじめ、多方面から注目をいただいています。日本をはじめ、海外で活動する写真家やドクター、美容師などもパステルシャインアートのインストラクターとして活躍されています。これまでに700人以上のインストラクターを輩出し、今なお少しでも多くの方に知っていただきたいとさらに精力的に活動を進めております。

 2003年にNHKの教育番組『おしゃれ工房』に出演させていただいたのをきっかけに、パステルシャインアートの認知度はさらに上がり、多くの方に知られるようになってきています。2013年には東日本大震災の復興活動の一環として、青森・岩手・宮城・福島県の主要都市を回りました。震災を経験された方々に少しでも心を和らげてもらおうと、パステルシャインアートを実際に体験してもらいました。仮設住宅や保育園、幼稚園など、いろいろな場所を訪問。夢中になって描く皆さんの姿に私自身も感動し、影響を受けましたね。

著名経営者

  • 株式会社ネクスト

    井上 高志
  • 株式会社スタジオジブリ

    鈴木 敏夫
  • 株式会社アシックス

    鬼塚 喜八郎
  • 株式会社ディー・エヌ・エー

    南場 智子
  • 楽天株式会社

    三木谷 浩史
  • MOVIDA JAPAN株式会社

    孫 泰蔵

プロフィール

  • お名前江村 信一
  • お名前(ふりがな)えむら しんいち
  • 出身大阪府