― 幼稚園児向けのコースもあると聞きました。
幼稚園では午前中で終わる日がありますが、お父さん、お母さんは会社を休めません。そんな時に「午後2時から」とか「午後4時から」というようにお預かりしています。
また、幼稚園は長期の夏休みや冬休みがあります。当然お父さん、お母さんは会社に行っているわけですから、その期間だけ利用したいという方がいます。「一時預かり」にするよりは、その期間だけ「月極め」にすれば、料金もお得になります。
―
「キラキラキッズナーサリー」を始めたきっかけを教えてください。
もともと私は人材派遣会社の株式会社パットコーポレーションを経営していました。その会社の経営が安定してきたこともあり、「何か社会に貢献できる事業をしたい」という想いが生まれるようになりました。
そんな中、娘の保育園探しで非常に苦労したんです。都内は認可保育園の数が少なく、預け先を探すだけで一苦労。やっと空きができても、自宅から遠かったり、3歳までの期限つきだったり。結果、2度の転園を経験し、問題意識を強くしました。
その後、保育に関わっている人たちや保育士のネット求人に力を入れている会社の経営者など、さまざまな人たちの出会いがありました。そこで保育業界の現状や待機児童の問題、国の政策など、多くの情報を得るうちに、地域の子育てに関する支援を総合的にバックアップしていきたいと思うようになったのです。2009年に事業部を設立。翌年に保育園を開園しました。
― 保育園を開園するにあたって、大事にしたことは何ですか。
大切なお子さんを預かる以上、1年くらいで「運営がうまくいかないので閉園します」とは絶対に言えません。ですから、保育事業の専門ノウハウを持つコンサルティング会社に依頼し、経営面などの相談をしながら開園を進めました。
また、保育基準、保育要綱を満たしていない物件は施設として許可されません。たとえば、施設には2ヵ所以上の避難経路が必要になります。現在の「キラキラキッズナーサリー」は、表の階段と裏の非常階段の2ヵ所の避難経路があり、基準を満たしています。他にも、日当たりの問題や階段の足場なども基準があります。そういったことを勘案し、マーケティング面も踏まえ、物件を決めました。
― 日々の運営にあたっては、子どもの安全確保も重要になるのではないですか。
当然、安全面は非常に気をつけています。たとえば、おもちゃはケガをしないもの、口に含んでも安全なものを選んでいます。また、イスは高さが調節でき、正しい姿勢が身につくもの。そして、ロッカーには表にクッション材をつけ、ぶつかってもケガをしないようにしています。その他、家具や備品なども安全性に配慮されたものを揃え、子どもたちが安心して過ごせる環境を整えています。
プロフィール
- お名前尾﨑 卓治
- お名前(ふりがな)おざき たくじ
- 出身愛知県
- 血液型O型
- 平均睡眠時間6時間
- 平均起床時間5時
- 趣味映画鑑賞、音楽鑑賞、野球観戦
- おススメ本「成功はゴミ箱の中に」レイ・クロック自伝
- 家族妻、長女
- 座右の銘着眼大局、着手小局
- 尊敬する経営者宇野 康秀、松下 幸之助
- 尊敬する歴史上の人物徳川家康
- 好きな言葉緩急剛柔
- 好きな映画ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
- 思い出に残るプレゼント娘からの手紙