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日本経営サポート株式会社 代表取締役 桐生 英美

コンサルティングの目標は社員を大切にともに成長する組織づくり

企業は人なり―。経営の基本原則の一つだが、「わかったつもりになっているだけで、特に中小ベンチャーでは実行できていない経営者も多い」と、日本経営サポート株式会社の桐生英美さんはいう。会社を成長させるには、重要な経営資源である人の成長が不可欠。ではどうやって、人の成長を促し、それを会社の成長エンジンにできるのか。人事畑での豊富な実務経験を持つ社会保険労務士の視点で、うまくいく会社、だめになる会社の違いを語っていただいた。

― 起業の経緯を含め、現在の業務内容について教えてください。

 社会保険労務士として、クライアント企業に事務代行、助成金支援サポート、人事コンサルティングを中心にサービスを提供しています。クライアント企業の業態はさまざまで、建設業、ホテル、アパレル、スポーツジム、製造業、IT、ペットサロン…。業態は違っても、人事労務に関する課題には共通する部分も多いため、ある分野に特化しようとは思っていません。スペシャリスト的な立ち位置もあると思いますが、最近は他業種の会社はどんな取り組みをしているのか、参考として知りたがる経営者も増えているので、幅広くお付きあいいただいていることが、当社の強みになっていると思います。

― 起業は2008年ですが、ずっと独立を考えていたのですか。

 私の経歴は、社労士のなかではちょっと特殊かもしれません。大学を卒業してから13年間、富士通のグループ会社で人事の仕事をしていました。主に人材教育を担当する部署でキャリアを築きましたが、同じグループの課長が社労士の資格を持っていて、会社勤めをしながら資格を取れる。それはどんな資格なのかと興味を持ったのが、そもそものきっかけでした。私は32歳のときに社労士の資格を取得しましたが、大企業ではなかなかその資格を生かせない。経歴が特殊というのは、長年、人事畑でキャリアを積んでから社労士になる人は、それほど多くないからです。逆に人事のこと、つまり採用や評価、育成についての実務経験の豊富さが、当社の特徴にもなっています。

― 富士通のグループ会社を退職後、紆余曲折があったそうですね。

 資格をとった時点で、いつかは独立したいと思っていましたが、大企業でこちらの思惑通りのキャリアパスを実現するには時間がかかります。それよりも、外に出ていろんな経験をしてみようと。その後、2つの外資系企業で人事マネージャー、人事総務本部長代理として、人事制度改革や給与制度構築に携わります。ところが、事実は小説よりも奇なりではありませんが、2社でM&Aを経験しています。しかも、する側ではなくされる側で、人事の担当者としてリストラの現場に立ち会い、自らもリストラされるという、人生どん底という経験もしました。

 そこで痛感したのは「やはり企業は人だ。人を大切にしない企業は生き残れない」で、現在も社労士としての基本的なスタンスになっています。当時はキツかったけれど、今思えば貴重な経験でした。

著名経営者

  • 日清食品株式会社

    安藤 百福
  • 株式会社スタジオジブリ

    鈴木 敏夫
  • 株式会社ネクスト

    井上 高志
  • マネックスグループ株式会社

    松本 大
  • 株式会社ホリプロ

    堀 威夫
  • 京セラ株式会社

    稲盛 和夫

プロフィール

  • お名前桐生 英美
  • お名前(ふりがな)きりう ひでみ