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ニッポンの社長 > インタビュー > その道のプロフェッショナル > 株式会社KOYAMA 代表取締役社長 小山 竜司

― そうした高いクオリティを実現できる要因には何があるのですか。

 当社の豊富な経験と実績に、若く優れたデザイナーたちの提案力がうまくマッチしているのだと思います。

 たとえば全面ガラス張りのファサードに、重い看板やサインを付ける際の補強の方法など、経験によって培われた、「人」によるノウハウの要素が大きいといえます。

 私たちは、お客様の期待を裏切らないためにどうすべきかを、常に社内で議論しながら企画力を磨いています。どのような提案にしていけば、お客様に納得と満足をいただけるかをみんなで議論しながら、ノウハウを深めているからこそ可能になる技術が多いのです。

 当社のスタッフはみんな、「できない」とは言いたくない者ばかり(笑)。「できる」という言葉を胸に、スタッフ各々のスキルを融合させていくことを積み重ねていますね。

― 御社が手がけた主なサイン施工の事例を教えて下さい。

 銀座にある「Giorgio Armani(ジョルジオ・アルマーニ)」の銀座タワーのサインは、イタリアにいる同社のデザイナーからデザインが示され、それを具体的に表現していく仕事でした。

 デザインのイメージを失わせることなく、色と光を加味しながら、建物と融合させていくため最適な技法を駆使。問題点を一つひとつクリアしながら丹念に工程を積み上げていくもので、世界的なブランドだけにデザイナーの要求するレベルも高く、微細で難易度の高い仕事といえました。

 最終的にイタリアの同社のトップから高い評価をいただき、ジョルジオ・アルマーニ氏も来日されてとても喜んでもらえました。このほど10年目の改修工事を予定され、おかげさまで当社が直接の指名受注をいただいています。

 また、「六本木ヒルズ」の中にある施設案内図も当社が施工したものです。実際に自分たちで施設内を歩き、様々な動線を検討しながら、必要な要素を組み上げていきます。スタッフそれぞれが試行錯誤を経て一つのものに集約させていくからこそ、多くの方に分かりやすく、共感を得られるサインになるわけです。

― その意味でも、御社の仕事はやりがいがありそうですね。

 そう思います。当然ながら建物や施設は一つとして同じものはなく、サインのアプローチ方法も無数に存在します。その中で自分が最適と思うカタチを考え、それを提案していく。自分の考えたものが建物の「顔」になり、しかもそれが長く残っていくのですからやりがいはあるでしょう。

 そして、超えるべきハードルが高ければ高いほど、完成したときの達成感や喜びは大きいといえます。そこには、自分で創り出す、チャレンジしていく楽しさがあります。1人ひとりの個性が発揮される仕事であるのは魅力でしょうね。

 また当社の営業マンは、お客様との打ち合わせから現場管理までを自身が行い、予算や工程なども管理するため、経営的な視点をもちながら仕事をすることができます。

 工程すべてをワンストップで担えるノウハウが身に着きますから、自分が主体となった仕事ができる点でも、面白みややりがいはとてもあると思いますよ。

著名経営者

  • 株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)

    羽鳥 兼市
  • テンプスタッフ株式会社

    篠原 欣子
  • 株式会社スタジオジブリ

    鈴木 敏夫
  • 株式会社セプテーニ・ホールディングス

    七村 守
  • 伊那食品工業株式会社

    塚越 寛
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿

プロフィール

  • お名前小山 竜司
  • お名前(ふりがな)こやま りゅうじ
  • 出身東京都
  • 身長169cm
  • 体重73kg
  • 血液型B型
  • 平均睡眠時間5時間
  • 平均起床時間6時
  • 趣味ドライブ
  • 家族妻と娘3人
  • 今までに訪れた国15ヵ国
  • 座右の銘夢は必ず叶う
  • 尊敬する人小泉純一郎
  • 好きな食べ物カツ丼
  • 嫌いな食べ物納豆
  • 好きな言葉一生懸命
  • 好きなスポーツモータースポーツ