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株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長 小笹 芳央

ワーク・ライフ・バランス?若いうちはワーク・ワーク・ワークでいいんです

毎年、採用枠に対して約1,000倍の応募者が集まる。学生から圧倒的な人気を誇るリンクアンドモチベーションは、リクルート出身の小笹氏が2000年に設立。日本で初めて「モチベーション」に着目した組織変革コンサルティングを展開し、売上高100億円を超えるまでに成長した。今回は学生の就職先選びから、入社後の働き方、自分に合ったキャリアの築き方まで、アドバイスしてもらった。

― 最初の就職先としてベンチャー企業に入ることは、どんなメリットがありますか。

 「自分が企業を選んだ」という意識をもてることでしょう。就職先として人気の大手企業に採用されると、どうしても「入れてもらった」という意識になりがち。この意識の差が、その後のキャリア形成に大きな違いを生み出します。学生から社会人になると、「消費者」から「生産者」へと立場が変わります。お金を払って価値を受け取る側から、価値を提供してお金をもらう側に変わる。それに合わせて意識も変えなければいけない。しかし、「入れてもらった」という感覚で大企業に就職した人は、意識変革が難しい。入社後も「教育してもらう」「役割を与えてもらう」といった具合に、受け身の姿勢になりがちです。一方、「自分が選んだ」という感覚でベンチャーに就職した人は、意識変革ができている。「スキルを身につけよう」「役割を担おう」と、自らすすんで仕事に取り組む。だから、大企業に入った人よりも成長が速いんです。

― 小笹さんの最初の就職先であるリクルートも、27年前の当時は無名のベンチャー企業でした。

 ええ。大手の金融機関や総合商社からも内定をもらったんですが、最後に内定をもらったリクルートに決めました。その「決めた」という時点で、「自分の人生に自分が責任をもつ」という覚悟ができたと思います。就職した時点では、両親はリクルートを知らなかった。2年後にリクルート事件が起きて初めて知って、「早く辞めなさい」と言われました(笑)。それぐらい知名度のない会社でしたから、自分の「ものさし」だけで選んだ。「親を安心させられるから」とか「みんなが知っている会社だから」といった、他人の評価はまったく頭にありませんでした。

― どんな「ものさし」だったのですか。

 当時の社員の平均年齢が25歳と、若かったことです。内定をもらった大手企業のひとつに気持ちが傾いていたんですが、そこは平均年齢が40歳だった。その点をリクルートの人事担当者に「そんなに待てるの?」と聞かれたんです。多くの場合、会社の平均年齢は「中軸となって活躍している社員の年齢」です。ということは、その大手企業に入社したらコア人材になるまでに十数年もかかるわけです。でもリクルートなら、入社して2~3年で中軸として活躍できる。このことが決め手になりました。

著名経営者

  • 株式会社堀場製作所

    堀場 雅夫
  • 株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)

    羽鳥 兼市
  • マネックスグループ株式会社

    松本 大
  • 株式会社ネクスト

    井上 高志
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • 株式会社アルビレックス新潟

    池田 弘

プロフィール

  • お名前小笹 芳央
  • お名前(ふりがな)おざさ よしひさ
  • 出身大阪府
  • 趣味ワイン、映画、読書
  • おススメ本『梅原猛の授業 道徳』梅原猛(著)
  • 購読雑誌GOETHE、日経ビジネス
  • 家族妻、息子2人
  • 今までに訪れた国6ヵ国
  • 座右の銘ひとりひとりの本気がこの世界を熱くする
  • 尊敬する人アルバート・アインシュタイン、坂本龍馬
  • 好きな食べ物鉄板焼、天ぷら、寿司
  • 嫌いな食べ物納豆