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ニッポンの社長 > 株式会社マーカス・マネジメント 代表取締役社長 堀井 弘三

― 現在はどのようなご相談が多いのでしょうか。

 最も多いのが給与・賞与です。中小企業では社員の給与・賞与を経営者が感覚的に決めていることが多く、それが社員との間に相互不信を生む要因になっています。その問題をクリアするのが「業績連動型給与・賞与」です。「みんなで稼いで分かち合おう」という考え方ですが、そのためには利益を明らかにする必要があります。そこに経営管理会計の出番があります。この仕組みを導入すると分配資源がガラス張りになり、公平公正な制度が構築できます。労使関係が改善されると、経営者の悩みも解消されます。

 もう1つ多いのが「経営者の引退(リタイアメントプランニング)」です。経営者の出口はIPOを除くと事業承継、売却、廃業のいずれかですが、どれを選んでも経営者の引退の準備には最低5年はかかります。この問題を先送りする経営者は多く、結果的に事業承継も売却もできず、借金も完済できずに引退と同時に破産するケースを沢山見て来ました。犠牲になるのが社員や取引先です。それを防ぐために、弊社は経営管理会計で顧客企業の「未来の見える化」をし、どの出口から出るのか、いかにそこにたどり着くのかなどのプランニングをサポートしています。

― 経営管理会計サポートに必要な能力をお話ください。

 質問力を軸とするコミュニケーションスキルです。経営管理会計で重要なことはまず、お客様の経営課題を明らかにすることです。そのためには現状把握が必要ですが、税理士と経営者では言語が異なるため、共通言語を作る必要があります。その上でどのようなデータをどのように見せれば経営者の役に立つのかを把握します。

 例えば原価や粗利の考え方は経営者ごとに異なります。簿記では「原価=仕入れ」ですが、ある経営者は配送費や受付担当者の人件費なども原価に加えるため、簿記では粗利30%なのに経営者は20%だと言うことが起こります。一方では勘違いもあります。例えば飲食店で包装紙や化粧箱の費用を固定費に入れている経営者がいます。すると一見儲かっているように見えても、実は原価が異常に高い。税金の計算には無関係なので、放って置く税理士もいますが、経営情報としての価値はありません。これらを防ぐには経営者自身に徹底的にヒアリングする必要があります。

― 現在の強みを持つにいたったきっかけをお話ください。

 今のスタイルがには勤務時代の経験が大きく影響しています。私が税理士を目指したきっかけは、父親や祖父が商売人だった影響で、商売人のお手伝いができる仕事をしたいと考えたことでした。しかし理想を持って就職したものの、仕事は税金の計算ばかり。現実的にはお手伝いをしている税理士なんていないし、経営者もそこまで期待していないことに気づいて落ち込みました。

著名経営者

  • テンプスタッフ株式会社

    篠原 欣子
  • 株式会社壱番屋

    宗次 德二
  • 株式会社アシックス

    鬼塚 喜八郎
  • 日清食品株式会社

    安藤 百福
  • 楽天株式会社

    三木谷 浩史
  • クオンタムリープ株式会社

    出井 伸之

プロフィール

  • お名前堀井 弘三
  • お名前(ふりがな)ほりい ひろみ
  • 出身京都府
  • 血液型B型
  • 平均睡眠時間6時間
  • 平均起床時間6時
  • おススメ本稲盛和夫氏「実学」
  • 今までに訪れた国10ヵ国
  • 尊敬する人両親
  • 好きな食べ物白米
  • 嫌いな食べ物馬・かえる・スッポン
  • 好きなスポーツウォーキング
  • 好きな映画冒険者たち
  • 好きなミュージシャン昔のブルースマン達
  • 休日の過ごし方街歩き
  • 好きなお酒の銘柄船中八策
  • 好きな漢字一文字