― 営業未経験者でも短期間でトップクラスの成績をあげる様になると聞きましたが、営業の技術的なノウハウ以外に育成のポイントはありますか?
一人ひとりに合わせた明確な目標を立てる事です。例えば、42.195kmマラソンってありますよね。あれはゴールが決まっているからこそ、走りきれるんですね。仮に、ゴールを決めず「走れるだけ走って」と指示されても、そんなに走れるものではありません。
それと同じ様にゴールが決まっていないまま仕事を続けていくと、いつの日か「なんの為に仕事をしているのか?」という疑問がわいてきてしまいます。そこで、『目標=ゴール』を決める為にも、私が伝えている事は、『考え方』についてです。
― 『考え方』とはどういう事ですか?
『考え方』とは思考の部分です。思考を変える事によって、物事に対する『とらえ方』が変わっていきます。先ほどお話したマラソンの例で言いますと、42.195kmを走りきれなかった人は、そのマラソンに対しネガティブ思考になり、『ゴール=目標』は達成出来ないって思ってしまうものです。
私は42.195kmをゴールにせず、「まずは20 kmを目指そう!」とショートゴールを作ってあげます。そして20 km走りきれたら、次は25 kmといった感じで少しずつ目標を達成させ、このマラソンに対しポジティブ思考に変化させていきます。そして最終的には42.195kmを走りきれる様にしてあげるって事ですね。
人は達成出来る力があってもネガティブ思考だと、達成出来ないものなんですよ。
ですので、考え方をポジティブ思考に変化し、目標を決め、そして目標達成する為のスキル(ノウハウ)を提供しています。
― 印象に残っているエピソードはありますか。
ある女性社員の成長をお話ししましょう。当時23歳だった彼女は、入社前にパチンコ屋でアルバイトをしていました。やがて貴金属の買取会社に営業として入りましたが、すぐに退職したそうです。
その挫折経験から営業に苦手意識があったものの、自分を変えたいと思って当社に来てくれたんです。でも、最初は「なかなか変わる事が出来ない」と悩み、考え方もネガティブでした。
たしかに人はすぐに変われません。私たちが彼女をフォローし続け、少しずつ契約がとれる様になり、その小さな結果が自信につながって、3ヵ月後には一人前の成績を出せる様になり、その後、入社7ヵ月後には全国トップクラスの営業成績を収めるほどになりました。
最初はうまくいかず伸び悩む時期もありますが、同じ社内で「結果を出してる人がいる」という環境があれば、希望を見せてあげる事が出来るんですね。私に出来る事は、一人ひとり頑張れる環境をつくる事です。
―
目標設定やフォロー、そして『考え方』を変える!がポイントなんですね。辻村社長が起業にいたった経緯を教えてください。
高校卒業後、地元の工場に就職しましたが、当時その会社には年功序列が残っていました。がんばっても正当に評価されない環境に不満を感じ、10ヵ月で退社し、その後、とにかく「ビックになる!」とう思いから上京しました。ですが、上京したものの何をしていいか分からずアルバイトをしながら半年くらい過ごしましたね。
次第に「このままじゃいけない」と危機感を抱く様になり、職探しをしました。そして営業職の募集をみつけ、「必ずトップになり人生を変える!」と決断し入社しました。
努力した結果、入社半年で営業成績トップになり、21歳で最年少管理職に就任。その時点で年収1,000万円を超えていました。やがて「もっと自分の力を試したい」という思いから、23歳のときに独立したんです。
最初は個人事業主でのスタートでしたが、2年間は大変でしたね。貯金も底をつき、借金をする様になりましたから(笑)
プロフィール
- お名前辻村 公是
- お名前(ふりがな)つじむら まさよし
- 出身愛知県
- 身長167cm
- 体重56kg
- 血液型B型
- 平均睡眠時間6時間
- 平均起床時間8時
- 趣味ゴルフ
- 今までに訪れた国3ヵ国
- 尊敬する人大森 紀明
- 尊敬する歴史上の人物坂本龍馬
- 好きな作家本田 健
- 好きな歌(曲)「栄光への架け橋」
- 好きな漢字一文字義
- 出身校豊川高等学校
- 今日の財布の中身13万6,000円