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株式会社ネクスト 代表取締役 工藤 祐二

情報にもバリアフリーを実現し偏りのない社会へと変革する

Webサイトの制作と運営で高い実績を残してきたキャリアを引っ提げ、代表の工藤氏が2012年に創業したのがネクスト。同氏は「インターネットとは困っていることを便利にするための手法」という考えのもと、障がい者とその家族や団体の支援を行うための情報コミュニティサイト「ナレバリ」を立ち上げた。会員がお互いに悩みを相談、解決。さらには生活に役立つ情報を得ることができるバリアフリーのメディアだ。Webシステムに精通し、その価値を最大化させている同社のサービスについて話を聞いた。

― 御社の事業内容から教えてください。

 大きく2つの事業を行っています。

 1つはWeb関連事業で、Webサイトの制作・運用、Webプロモーションなどを行っています。
 Webサイト制作では、当社のプロデューサー、ディレクターが提案から入り上流設計をしてから制作をしています。一方、ディレクター、デザイナー、プログラマーがお客様先に常駐して業務委託での制作業務を請け負う形も多く、自社内の制作については当社のグループ制作会社と連携をはかりつつ対応しています。

 もう1つが、障がい者支援事業です。Web関連事業を行う制作会社として、その技術的なリソースをもっとほかに生かせるものはないかと考え、障がい者の生活サポートを手掛ける事業を行っています。このほど、障がい者支援を目的としたSNSサイト「ナレバリ」を新たに立ち上げました。

― 「ナレバリ」とはどのようなサービスなのですか。

 「情報(ナレッジ)のバリアフリーを目指す」というコンセプトで、2014年10月からスタートした障がい者とその家族、関係者向けの情報コミュニティサイトです。

 障がい者に関する情報をユーザー同士でシェアしながら、生活のお役立ち情報や行政サービスなどの最新情報を網羅して紹介する「インフォメーション」の機能と、日頃の悩み相談や疑問や質問に対して、情報をもつ人に答えてもらう「コミュニケーション」の2つの機能を備えた専用サイトです。

 障がい者やその家族が抱える悩みや不安、暮らしに役立つ情報などお互いがもっている思いや情報を分かち合いながら、日々の生活に役立ててもらう無料の会員サイトとして運営していきます。

― なぜ、障がい者支援のための会員サイトを立ち上げたのですか。

 自分の得意分野であるWeb制作によって、より障がい者が住みやすい環境をつくりたいと考えたからです。実は私の実弟は、先天性の脳性まひによる障がい者です。私や家族は障がいをもつ人とも当たり前のように過ごしてきて、ノーマライゼーションという言葉も特別ではないのですが、やはり日本はまだまだ後進国だと痛感していました。

 弟は、CPサッカーという脳性まひ者の7人制サッカー競技でパラリンピックを目指して頑張っています。私も学生時代からずっとサッカーをやっていて、最初は「ちょっと参加してみよう」と軽い気持ちで弟のサッカーに携わったのですが、やがてコーチや監督を任され、協会の関係者や他チームの指導者とも関わるようになっていきました。

 その活動のなかで、障がい者がスポーツを楽しめる施設がどこにあるのか、道具や機器はどこで手に入るのか、生活に必要な情報がどこで手に入るかもわからない。もっと便利な物や事があるのに知らない人がいる。そういった情報が網羅されている媒体がほとんどないことを知りました。

 だからこそ、自分の手でそれをつくりたいと考えたのです。

 インターネットは世の中を大きく変えました。なかでも一番の役割は、困っている人に便利を提供することだと私は思っています。困っている人を助けるという目的のために、自分が培ったノウハウを活かしていきたい。そう考えて「ナレバリ」を開設したのです。

著名経営者

  • 京セラ株式会社

    稲盛 和夫
  • 株式会社アルビレックス新潟

    池田 弘
  • 株式会社ファーストリテイリング

    柳井 正
  • MOVIDA JAPAN株式会社

    孫 泰蔵
  • 株式会社セプテーニ・ホールディングス

    七村 守
  • 株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)

    羽鳥 兼市

プロフィール

  • お名前工藤 祐二
  • お名前(ふりがな)くどう ゆうじ