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Perpanas 代表 入江 信人

髪を切ることだけでなく、「楽しさ」「心地良さ」がある場所に

店の中に足を踏み入れると、美容室というよりはお洒落な雑貨屋という風情。落ち着きのあるウッド調に緑が映え、店内にかけられたハンモックが遊び心をくすぐる。髪を切ることはもちろん、癒しの時間を求めて「ちょっと遊びに行きたい」という気持ちになれるのがPerpanasだ。確かな技術と心の通う会話で、「髪を切ることから生まれる楽しさ、心地良さ」を追求するオーナーの入江氏。1対1の完全マンツーマンのスタイルにこだわり、独自の価値を提供する同氏に話を聞いた。

― まずは事業内容から教えてください。

 文京区白山でPerpanas(ぺルパナス)という美容室を経営しています。Perpanasとは、インドネシア語の造語で「陽の当たる場所」という意味なんです。訪れる全ての方々の生活に暖かな陽射しが降り注ぎますように..と願いを込めて名付けました。

 私が考える美容室とは、単に髪を切る・切られるだけの空間ではなく、「髪の毛を切ることから生まれる楽しさ、心地良さ」を提供する場所であること。効率を考え、流れ作業のような美容室ではなく、技術力はもちろんのこと、Perpanasに行くこと自体が「楽しい」と思ってもらえるような美容室にしたいと思っているんです。

 当店には席が1つしかありません。そして私がシャンプーやカット、ブロー、スタイリングまですべて1人で担当します。

 1対1だからこそのリラックスして生まれる何気ない会話から、お客様の本当の髪の悩みや、時には心の悩みを聞くことも出来ます。
 その結果、髪だけでなく心もスッキリするお手伝いをする事も出来る訳です。Perpanasに訪れることで、生活の中での「楽しみ」を感じてもらえるような美容室を目指しているんです。

― なぜそう思うようになったのですか。

 美容室に勤務していた若い頃から、「流れ作業」になっている、そんな美容室のやり方に疑問を抱いていたんです。
 当時から「1席だけの美容室をつくる!」「カットだけではない価値を提供したい」とすでに考えていました。

 たとえば、多くの美容室での仕事はシャンプーやカット、パーマやブローなど、役割に応じて複数のスタッフが分担して行うのが当たり前です。アシスタントが技術を習得するまでは確かに必要なのですが、「どうして同じ人がすべてやらないのだろう?」と常に疑問でした。

 複数の人が入れ替わり立ち替わり髪を触り、お客様は落ち着くこともできません。分担するのは店側の都合であって、お客様の願いじゃない。それはおかしいだろうと感じていました。

― 1人ですべての仕事を担うことがお客様のメリットにもつながると。

 お客様に心地良くリラックスしてもらえるとともに、自分ですべてを行うことで、技術的にも妥協のないサービスができると考えます。

 たとえば私たち美容師は、最初に髪を洗う時にお客様の頭の形や髪の質などの情報を把握していきます。髪は人それぞれ必ず違うので、そこで自分の手を使って「診断」しているわけです。

 つまり、自分がもつスキルを淀みなくお客様に提供するには、他の人を入れずに自分で行うことは技術的にも意味のあることなのです。

 自身が培ったテクニックを、妥協なくすべて目の前のお客様のために提供したい。そうした価値観の中で、自分ならではの店づくりをしたいと思いましたね。

著名経営者

  • 株式会社ファンケル

    池森 賢二
  • 株式会社インテリジェンス

    鎌田 和彦
  • 株式会社ホリプロ

    堀 威夫
  • 株式会社アルビレックス新潟

    池田 弘
  • SBIホールディングス株式会社

    北尾 吉孝
  • 株式会社ネクスト

    井上 高志

プロフィール

  • お名前入江 信人
  • お名前(ふりがな)いりえ のぶひと
  • 出身東京都