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ニッポンの社長 > 株式会社トヨムラ医療総合研究所 代表取締役 豊村 信夫

― 豊村社長からご覧になって、開院してうまくいく病院、うまくいかない病院の違いはどこにあるのでしょうか。

 一般論になりますが、やはり「人」だと思います。病院に勤務しているときは、背後に大きな看板があるわけですが、独立開業すればそこには頼れません。患者に対しての接し方の部分が重要であり、医療機関であっても、患者と同じ目線で語りかけるサービス業的な視点を持てる先生なら、成功する可能性は高くなるでしょう。また労務環境を整え、職員が気持ちよく働けるよう配慮すること必要です。

― これまで多くの病院をサポートされてきて、特に印象に残っている事例があればお聞かせください。

 院長先生が私より年齢が上の場合、閉院が現実的な問題になってきます。約40年間、地域医療に貢献されてきた内科クリニックのケースですが、院長が急病で入院され、病院スタッフから当社に連絡が入りました。その際考えるべきことは、スタッフの雇用をどうするか。医院を継続するか閉院するか。各業者や医師会への連絡。保健所や厚生局への手続きなどがあります。結局、そのクリニックは閉院の道を選ばれたのですが、我々とご親族、そして病院スタッフでよく話し合い、作業を進めていきました。約1か月半で保健所と厚生局への届け出を終え、業者との連絡、書類作成も弊社で代行し、約3か月で閉院に至りました。閉院自体は残念ですが、病院スタッフと当社が日頃から持続的なコミュニケーションをとっていたため、不測の事態に直面しても協力し合い、スムーズにことを進められたと思います。開院支援、その後の運営支援でも印象に残っているケースはたくさんありますが、締めくくりの部分までしっかりサポートできたことで、当社の存在意義を改めて確認できました。

― 今後、事業をどう展開されたいこと考えているのでしょうか。

 このサービスを続けてよかったと思えるのは、単に医師とのおつき合いが広がっただけでなく、開院と運営に深く携わり、病院を一緒になって育てながら、直接はお話できませんが、たくさんの患者さんによろこんでいだたけたこと。それがやりがいであり、前に進むモチベーションでした。ただ私も50代半ばとなり、これから開業を目指す医師、開業して間もない医師からすると世代が離れすぎていると思います。目線も同じではなく、私の方が上になる可能性もあるため、これからは培ってきた経験とノウハウを次の代に伝えていきたい。若い世代の医師と医療コンサルタントが、新しい価値を患者さんに提供していってほしいし、その土台づくりを行なっていきたいと思います。

■ 豊村 信夫 (とよむら のぶお)

北海道生まれ、神奈川県鎌倉市育ち。SBS(現GSK=グラクソ・スミスクライン)のMRを退職後、起業。MR、大手医療秘書専門学校での講師経験をもとに、病医院・薬局・介護施設での人材支援をはじめ、開業から閉院まで、経営支援の全般にわたるコンサルティングサービスを提供している。

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プロフィール

  • お名前豊村 信夫
  • お名前(ふりがな)とよむら のぶお
  • 出身北海道
  • 身長168cm
  • 体重70kg
  • 血液型A型
  • 出身校日本大学