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ニッポンの社長 > 株式会社トランプス 代表取締役 井口 正文

― 経営者として、デザイナーとして、大切にされていることは何でしょうか。

 デザイナーとして、独立する前からずっと大切にしているのは「相手が想像しているものをちょっと超える」こと。想像の範囲内では驚きがないし、あまりにも斬新だと理解してもらえない。「ちょっと超える」というのが大切で、これはのぼり旗の事業でも同じで、デザイナーのセンスが問われる部分です。

 経営者としては、お客さんが仕事を楽しいと思えるためのお手伝いをしたいですね。集客があり、少しだけ売り上げが伸びて満足するのではなく、それぞれの店にあるオーナーの思いを中心にストーリーが構築され、お客さんと共有しながら長期的に安定成長してほしい。のぼり旗の制作だけでなく、「DNS News Letter」という冊子を制作し、成功事例やのぼりの使い方などを情報発信しているのもその一環です。

― 今後のビジョンをお聞かせください。

 ずっと「カフェ・喫茶店」に注力してきましたが、これからはジャンルの幅を少しずつ広げていきたいと思っています。「居酒屋」「不動産」など、のぼり旗が集客につながるジャンルから手がけ、また国内だけでなく海外への展開も形にしたい。のぼり旗のデザインデータを送り、印刷は現地でということもできるだろうし、デジタルサイネージのコンテンツの一つとしての活用もしていくつもりです。

 もう一つ、これは「デザインのチカラで人生の勝利者をつくる」という企業哲学の実現でもありますが、障がい者を含め社会的弱者の雇用に取り組んでいきたいです。私見ですが、2020年の東京五輪以降の日本経済について、あまり楽観的ではいられないと思っています。社会的弱者とされる方の雇用は厳しくなると考えていますが、問題を解決するためのビジョンを示す企業でありたい。今はまだそんな力はありませんが、いろんな業種業態の企業と連携することも含めて、社会的弱者はもちろん、すべての人が安心して、一生懸命働ける環境の構築に携わっていくつもりです。

 デザインという武器を活かして社会に対して意味のあることに取り組む会社として、株式会社トランプスの歴史をつくっていく。それをまっとうしていくために圧倒的な努力で実力を磨き成長してまいります。

■ 井口 正文 (いぐち まさふみ)

1994年、多摩美術大学デザイン科グラフィックデザイン専攻卒。日本グラフィックデザイナー協会正会員。株式会社アレフ・ゼロ(現コンセント)でエディトリアルデザイン全般に携わり、30歳の時に独立。2006年、株式会社トランプスを法人化して代表取締役に。のぼり旗事業に進出し、高いデザイン性を武器に注目を集める。現在、地域の養護学校と連携し知的障害者の雇用のための取り組みを開始している。今後、のぼり旗事業の拡大とともに2021年までに全従業員の30%を目標に社会的弱者の雇用を目指す。

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プロフィール

  • お名前井口 正文
  • お名前(ふりがな)いぐち まさふみ
  • 出身新潟県
  • おススメ本ストーリーとしての競争戦略
  • 座右の銘知勇兼備
  • 尊敬する人マーティン・ルーサー・キング
  • 尊敬する経営者渡邊幸義
  • 好きな言葉冬は必ず春となる
  • 好きな作家吉川英治
  • 好きな映画黒澤明の「生きる」
  • 出身校多摩美術大学
  • 生年月日1970/6/18