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月島アートスクール 代表 野瀬 佳枝

地域や企業と一緒に芸術文化で日本を活性化したい

アートの創作活動を通して自身を表現していくことは、新たな自分の発見につながり、未来への活力を養うことにもなる。そんなクリエイティブなエネルギーを子どもたちに育み、地域や企業とのコラボレーションによってまちを活性化させようとするアートスクールがある。想いやイメージをカタチにするアートのパワーを原動力に、社会を元気にするための施策に取り組む月島アートスクールだ。代表の野瀬氏に、アートがもつ力の素晴らしさについて聞いた。

― 御社の事業内容を教えてください。

 アートスクールの運営と、絵画作品やポスター、パンフレットなどデザイン作品の受注制作や写真撮影の提供を行っています。その他、企業への出張アート教室やイベントのお手伝い、学校や地域への課外講座など、自治体や企業、地域と連携した活動にも力を入れています。

 アートスクールには、下が1歳8ヵ月から80代の方までの幅広い生徒さんがおられます。保護者がつきそう2歳以下のおやこクラス、3歳~12歳のキッズクラスのほか年齢に応じたカリキュラムを設けています。絵画ではデッサン、水彩画、油絵やクロッキーを教え、デザインやクラフトではあらゆる素材を使った立体物の制作や陶芸の授業もあります。

 大人のクラスは絵画サロン的な雰囲気で絵を鑑賞したり、みんなでお茶を飲んでくつろぎながら授業を行い、たまにパーティーを行うなど和やかな雰囲気でアートを楽しんでいますね。

― アートスクールの特徴について教えてください。

 1つはスクールにギャラリーを併設している点ですね。世界の名作を観て模写をしたり、絵の感想や作品が生まれた歴史的背景などを語り合う楽しい場になっています。

 時折生徒さんを連れて美術館に出向き、ワークショップに参加することもありますが、「子どもと一緒だとなかなか行きづらい」という声をよく聞きます。ヨーロッパでは美術館はとても身近なもの。名画を前に模写をしたり、学生や市民向けのレクチャーに参加したり、家族で歴史について語り合っていたり。さまざまな形で著名な作品と触れ合える場所になっています。そんな環境を地域に生み出そうと、スクールにギャラリーとをもうけたのです。皆さんにアートを身近なものとして楽しんでいただけるような場にしていきたいと思っています。

 私たちのもうひとつの特徴は、アートを教えるスタッフが、専門の美術大学で造形の基礎をしっかり学び、現在は作家としても活動するなどしながらも、自身の経験を伝える熱意を持っていることです。ただ絵を教える、技術を学ばせるのではなく、あくまで子どもたちの自由な感性を受け止め、より豊かな表現力を引き出すことができるよう制作のサポートをしています。

 自由な表現力を引き出すために、専門的な画材ばかりではなく、さまざまな教材を使います。針金1本、石ころ1つでも素晴らしい作品に変身します。面白い形を作ったり、公園に行っていろんな素材を集めてきたり。単に机に座って絵を描くというカリキュラムばかりではないんです。身近なものはなんでもアートの種とすることで、とても実践的なプログラムとなり、スタッフにとっても良き学びの場となります。

 幼児期は創造の原点であり、大人が驚くような見方や発想力を見せてくれることがあります。子ども達が自由に自分のやり方で表現する力を養うことを重視していますね。

― 子どもたちは授業を楽しんでいますか。

ええ。本来、子どもたちは描いたり作ったりすることが好きで、本能的に「表現したい」という気持ちがあります。それを自然に表せる場が必要なのです。ところが、最近では学校教育でも図画工作の時間が削られる傾向にあります。そこで私たちが積極的にその役割を担っていきたいと思います。

著名経営者

  • 株式会社ドリームインキュベータ

    堀 紘一
  • 株式会社ネクシィーズ

    近藤 太香巳
  • MOVIDA JAPAN株式会社

    孫 泰蔵
  • 楽天株式会社

    三木谷 浩史
  • 株式会社ディー・エヌ・エー

    南場 智子
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿

プロフィール

  • お名前野瀬 佳枝
  • お名前(ふりがな)のせ よしえ
  • 出身東京都
  • 平均睡眠時間6時間
  • 座右の銘身の程を知れ
  • 尊敬する人両親 祖父母
  • 休日の過ごし方ドライブ
  • 好きな漢字一文字