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ヴェルク株式会社 代表取締役 田向 祐介

受託と自社開発のバランスを重視 エンジニアが挑戦できる環境をつくりたい

新しい技術を積極的に取り入れて注目を集めてきたヴェルク。現在は受託開発と自社開発の2本柱で安定した経営をめざしているという。エンジニアにとって技術力が高いことも大事だが、それよりもバランスの良さを重視すると語る、代表の田向氏。人を語るとき、事業を語るときに出てくるのが「バランス」というキーワードだ。“楽しく働く”を目指して、次々と新たなチャレンジを続けるヴェルクの特徴や強み、起業したきっかけ、そして「バランスの良さ」がさすものについて、同氏に聞いた。

― 御社の事業内容を教えてください。

 事業の柱は、大きく3つに分けられます。

 1つ目は、Web・スマートフォンアプリの受託開発です。Webシステムの開発は主にRubyを使っています。また私を含めて、創業者の2人がエンタープライズ系のシステム開発に携わっていた経験から、お客さま先の社内システム開発やインフラ系のコンサルティングなどと、幅広い業務に携わっています。

 2つ目はクラウド関係の受託開発やコンサルティングです。Web系の受託開発を行う際にクラウドを活用するだけでなく、ここ数年クラウドを導入しようとするお客さまが急増しており、導入のコンサルティングから導入支援なども増えています。以前はセキュリティに不安を感じるというお客さまが多くいましたが、最近では大手企業での活用実績も増え、セキュリティ上の懸念などに対する理解も深まってきており、クラウドの導入も増えています。

 3つ目は、自社サービスです。これまでスマホのアプリ開発を通じて培ってきたノウハウを生かした、スマホアプリCMS「Patto」を提供しています。ほかにも現在ベータ版をリリースしている『board』があります。

 私が経営をするうえで重視しているのは“事業の継続性”。そのためには、継続可能な強いチームが必要で、その実現のため受託開発と自社開発の両立を目指しています。受託開発・自社開発それぞれにおいて身につくスキルは異なり、それぞれで身につけたスキルは双方にプラスに働きます。そうすることで、バランスのいいエンジニアの育成を実現でき、結果的に継続可能は組織にすることができからです。

― 自社で開発を行っているboardについて詳しく教えてください。

 これは、毎月発生する見積書・発注書・請求書の発行や売上見込の管理など、受託ビジネスにおけるバックオフィスの業務を最大限に効率化することを目指したクラウド型業務システムです。実はこのシステムは最初、“自分のために”作ったものでした。

 見積書・請求書発行サービスはこれまでもいくつもありました。しかし汎用的な作りになっており、本当の意味で業務が効率化できるものにはなっていませんでした。例えば私たちのような受託ビジネスの場合、保守契約というものがあり、これは年単位でご発注頂き毎月請求します。この場合、見積書は1つで請求書は12枚になりますが、従来のサービスだと12枚の請求書はコピーして作成しなければなりませんでした。しかしboardの場合、一度見積書を登録すれば、12枚の請求書を自動生成することができます。このように、業態を特化することで、汎用的なサービスには実現できない自動化の仕組みを多数用意しています。

 当社の場合、バックオフィスのスタッフはいないので、私がこの作業を担当。月末になると、エンジニアと経営者の両方の業務で大忙しで、この作業をどうにか軽減できないかと思いboardを開発しました。2014年の夏頃をめどに正式なリリースを目指しています。

著名経営者

  • MOVIDA JAPAN株式会社

    孫 泰蔵
  • 株式会社ニトリホールディングス

    似鳥 昭雄
  • 日本食研ホールディングス株式会社

    大沢 一彦
  • 株式会社ネクシィーズ

    近藤 太香巳
  • 株式会社セプテーニ・ホールディングス

    七村 守
  • 株式会社ネクスト

    井上 高志

プロフィール

  • お名前田向 祐介
  • お名前(ふりがな)たむかい ゆうすけ
  • 出身千葉県
  • 血液型B型
  • おススメ本『小さなチーム、大きな仕事』
  • 好きなスポーツアメフト
  • 出身校テキサスクリスチャン大学
  • 飼ってるペット