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ニッポンの社長 > アンブロシア株式会社 代表取締役社長 志賀 惠子

― 遅延型アレルギーキットの販売は、最初から順調でしたか。

 最初の3年はすごく大変でした。医療機関にご案内を始めたのですが、日本でまだ実績の無い検査を受け入れていただくことは非常に困難でした。

 でも慢性症状にお悩みの方は多いはず、まずはお困りの方に知っていただこうと視点を変えて、情報提供のためのホームページを立ち上げ、続けて、郵送検診用のキットの認可を取得し販売を開始しました。

 するとホームページをご覧になった先生方から、当社に問い合わせをいただいたり、中にはご自身で実際にご利用くださり、クライアントになってくださる方も出てくるようになりました。
そこから次第に浸透し始め、自院の患者さんや友人のドクターに勧めていただけるようになり、4年目くらいから徐々に広がりができていったんです。その後は医療関係の学会やセミナーでの出展も実現し、全国の先生方にご利用いただけるようになりました。

 検査キットについては、厚労省の認可を得るための準備に大きな時間と手間を要したことも立ち上げ時の苦労の一つでした。収益性を考えると、ビジネスとして成り立つのかどうか不安もありましたが、とにかく当初は採算よりも、多くの人の健康を守りたいという思いだけで走っていたように思いますね。

― 設立して10年が経った今、御社に息づく組織や風土について教えてください。

 「人々の心と体を健康にしていきたい」という経営理念に共感して、多くの社員が集まってきてくれています。そして当社は、女性スタッフが7割強と非常に多いのが特徴といえるでしょう。

 私自身、まだ女性の雇用機会が均等でない頃から仕事をしてきたからこそ、今後は出産や育児を経た女性がキャリアアップできる環境や、女性が仕事で活躍できる場を広げたいとの思いがあるんです。

 それに、食事をはじめとして、家族の健康を管理する役割はやはり女性が担うことが多く、その意味でも女性が健康に対する意識を高めることは、家族にも良い影響を与えると思います。

 人間は健康でなければ幸せにはなれません。また自分だけ健康でも駄目で、家族をはじめ周りの大事な方が健康で笑って過ごせてこそ、はじめて幸せになれると思うのです。そのために役に立てる検査サービスをこれからも提供していきたいと考えています。

― 今後のビジョンを教えてください。

 皆さんの健康づくりに寄与できる検査事業に今後も尽力するとともに、今後は食品事業にもいっそう注力していきます。最近では糖質を40%抑えた小麦粉の代替粉の輸入を手掛けました。小麦アレルギーのお子さんも糖質制限中のお父さんも一緒にお食事を楽しめる製品です。

 また管理栄養士による食のアドバイスも開始します。安全・安心な食品を選んで、より健康的に摂ることのできるノウハウを、1人でも多くの皆さんに提供していきたいと考えています。

■ 志賀 惠子 (しが けいこ)

島根県出身。大学卒業後、エレクトロニクス関連の外資系企業2社で活躍したが、残りの人生で人の健康と幸せに貢献する仕事に就きたいという気持ちが高まり、ヘルスケア業界への転身を決意する。2008年6月にアンブロシア株式会社を設立して代表取締役社長に就任後、日本ではまだ行われていなかった遅延型アレルギー(食物過敏症)検査事業をスタート。同年9月にオーストラリアBond UniversityでMBAを取得。その後も数々の検査サービスおよび健康に寄与する食品の輸入販売を手掛けている。

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プロフィール

  • お名前志賀 惠子
  • お名前(ふりがな)しが けいこ