ニッポンの社長

ニッポンの社長 > D&C Physical Therapy 獣医師・院長 長坂 佳世

― 長坂先生がこれまで飼い主様から支持されてきた理由は何でしょうか。

 獣医になったきっかけがそうだったように、実は私はもとから、動物に対しての特別な思い入れはそう強くないんです。でも、だからこそ仕事として割り切れるし、お客様に本当に必要なアドバイスができることが多いのかな、と感じます。

 たとえばリハビリテーションは、飼い主さんが犬たちと「どんな生活をしていきたいのか」が重要な要素になるんですね。その時に獣医師側の思い入れが強過ぎると、飼い主さんへの押し付けになってしまって、精神的な負担を課してしまうことも少なくありません。

 リハビリテーションに必要なのは、「飼い主ご自身が犬との生活をどう構築したいか」という思いの上に立つことが大切。まずはワンちゃんとの生活のカタチを重要視しながら、獣医師の押し付けではなく、飼い主さんの意志を尊重することが大事だと考えています。

 何よりも飼い主さんとのコミュニケーションを重視して、リハビリテーションプログラムを決める。そうした気持ちでお客様に向き合ってきたことが大きいのかな、と思います。

― リハビリテーションの領域は、一般診療とは捉え方が違うのですね。

 リハビリテーションは、飼い主さんと動物が生活する上で、どのような形に戻していきたいかをサポートし、実現に近づけていくものです。どんな生活のスタイルにしたいかはそれぞれですから、獣医師が「こうあるべき」というものを押し付けないほうがいいんです。

 そうしたスタンスがもてるのも、私の場合、良い意味で犬に対する思い入れが強過ぎないからかな、と思います。

 身体機能の改善は人医療界では理学療法士の領域でもありますが、理学療法士の方から、「体だけ治しても幸せじゃない。生活にはもっといろんな要素がたくさんあるから」と言われたことがあります。

 生活における様々な要素をすべて網羅して、飼い主と動物の暮らし全体を幸せにしていくことがリハビリテーションでなければならないと思っています。

― 動物病院の院長として大切にしていることを教えてください。

 これまで18年間にわたって獣医師をしてきましたが、「犬はファッションではなく、一緒に過ごす“パートナー”である」ということが一つです。
犬をバッグに入れて持ち歩いたり、「散歩がいらないから飼うことにした」などと平気で言う人もいます。そんな人には、「犬は生きているんですよ」ということを強く言いたいですね。言葉は発しないけれど、ちゃんと意志も感情もあるんです。

 また、ワンちゃんやネコちゃんが亡くなってしまうと、悲しみのあまり「動物を飼うのはもういいや…」と思ってしまう人は多くいます。でもそうではなく、亡くなったときに後悔よりも、充実感につながるような別れをしてほしい。「楽しい時間をありがとう」と思えるような時間を動物と共有してほしいと思います。

著名経営者

  • シダックス株式会社

    志太 勤
  • エン・ジャパン株式会社

    越智 通勝
  • 株式会社ジャパネットたかた

    髙田 明
  • 株式会社アルビレックス新潟

    池田 弘
  • 伊那食品工業株式会社

    塚越 寛
  • 株式会社ネクシィーズ

    近藤 太香巳

プロフィール

  • お名前長坂 佳世
  • お名前(ふりがな)ながさか かよ
  • 出身東京都
  • 血液型O型
  • 尊敬する経営者稲盛和夫
  • 嫌いな食べ物パクチー
  • 好きなミュージシャンTake6、EXILE
  • もし生まれ変わったら?猫かイルカ
  • 休日の過ごし方ジム
  • 出身校麻布大学
  • 飼ってるペット