ニッポンの社長

ニッポンの社長 > 株式会社エンライズコーポレーション 代表取締役CEO 吾郷 克洋

― 3年後に目標は実現しましたか。

 新しい会社を立ち上げることはできました。自分で起業しようと考えて準備を進めていたときに、父の紹介で30歳ぐらい上のビジネスマンと出会い、新しく会社を作るので一緒に手伝って欲しいという話を受けたのです。そこで立ち上げたのが、ITインフラの構築やソフト開発を行うシステム会社でした。

 大手システム会社からの仕事を受注していき、エンジニアを増やしながらプロジェクトを拡大し、新しいプロジェクトを立ち上げていくという成長モデルで、当初エンジニアが全くいなかった会社が10年で200名の陣容を抱えるまでになりました。

 しかし、人は増え会社の規模も大きくなり順調に成長しているように見えましたが、実は中身はまったく伴っていませんでした。技術力だけを重視した中途採用を重ねていたことで、社内はまったく一体感のない組織となり混乱していったのです。

 私は採用した社員を大事に育て、新たなサービスを生み出す人財にすべきと考えていたのですが、その当時のトップの考え方は「中小企業・ベンチャーは育てるよりも入れ替えろ」でした。競争原理としては一理ありますが、こうした人の増やし方や考え方では、新たな発想や未来型の思考が生まれる風土なんてできません。これは成長ではなく膨張だと感じ、2年前の36歳のときにその会社を離れて独立することを選んだのです。

― エンライズコーポレーションはどんな会社にしたいとの思いで起業しましたか。

 世の中に必要とされ喜ばれるサービスを仲間と共に作りたいという思いの一点でした。そのためにも、しっかりと人を育てたいと思いました。

 そこで考えたのが、若い人に私たちの技術力やビジネスのノウハウを教え込んで、ビジョンを明確に共有しながら、同じ価値観で仕事ができる仲間創りをすることでした。サービスやプロダクトありきよりは、まずは人創りのほうに力を入れる。それを実現するための環境を自ら創ろうと考えて立ち上げたのが、「エンライズ・アカデミー」なのです。

― どのようなアカデミーなのですか。

 2013年にスタートさせた人財育成プログラムで、当社が運営するITエンジニアの養成機関です。最初は2ヵ月の研修期間の間で資格取得など基礎的な力をつけてもらい、3ヵ月目から実務の研修に入ります。勉強している間は給与も支給し、希望者は寮に入ることも可能です。研修修了とともに正式に入社が認められ、正社員となれば給与が上がり、社宅にも入れるという仕組みとなっています。

 ほとんどのIT企業では、入社後すぐにプロジェクトに参画させる事が多いですが、実際には基本知識が不十分なために仕事を覚えるのも時間がかかり、教える同僚や先輩にも負担が大きくなります。何より、自分の会社をよく知らないまま、仕事の楽しさや醍醐味を感じることができないまま、早期に辞めてしまう人が少なくありません。

 現場で責任ある仕事を担う前に、アカデミーでビジネススキルやエンジニアとしての技術を修得することで、本当の意味での即戦力として充実した仕事をすることができると考えました。

著名経営者

  • 株式会社ファーストリテイリング

    柳井 正
  • 株式会社ディー・エヌ・エー

    南場 智子
  • 株式会社堀場製作所

    堀場 雅夫
  • 株式会社大戸屋

    三森 久実
  • 株式会社ワークスアプリケーションズ

    牧野 正幸
  • シダックス株式会社

    志太 勤

プロフィール

  • お名前吾郷 克洋
  • お名前(ふりがな)あごう かつひろ
  • 身長173 cmcm
  • 平均睡眠時間6時間
  • 趣味お酒、温泉、読書
  • 今までに訪れた国8ヵ国
  • 座右の銘一期一会
  • 好きな食べ物鶏肉
  • 好きなスポーツサッカー
  • 好きなミュージシャン秦 基博
  • 好きなお酒の銘柄カンパリ
  • 好きな漢字一文字