― 審査が通らないケースもあると思います。
予備審査を通っている場合、最終的な審査を通せる割合は約9割。その一方で約1割はご期待にそえないのも事実です。普通ならそこまでだと思いますが、我々は「ここではベストの提案ができなかったけれど他にできるところがあるかもしれない」と考えます。ネットワークを駆使し、さまざまな金融機関などの情報を集め、「ここならチャレンジしてみる価値があるかもしれません」とご紹介します。お付き合いのないところなら当社の利益はゼロ。なかにはライバル会社を紹介したケースもありました。ほぼ慈善事業ですが、紹介したことでお客様が住宅を購入できるならそれでいい。「FBモーゲージはほんとうにお客さんの立場で考えてくれる」と思っていただければ、住宅購入を考えている友人・知人に当社のことを話してくれるかもしれないし、お客様第一、ベストな提案を貫くことで信頼感が高まれば、不動産販売会社からも評価されるからです。青臭く感じるかもしれませんが、目先の利益ではなく、お客様第一を徹底する。そんな会社であり続けたいと思っています。
― 経営者として、最も大事にされていることはなんでしょうか。
社内的には、がんばった分は評価に直結することで、社員のモチベーションを高めたいと思っています。モチベーションの源泉はお金だけではありませんが、プロとしての自覚、責任を持ってもらうという意味で、その月のがんばりが、すぐに目に見える形で反映できるような報酬制度を整えています。社外的には対応のスピード感ですね。相談を受けたとき、できるだけお待たせせずに回答する。社内コミュニケーションを密にして、また社外に広くネットワークを築くことでスピード感は常に意識しています。ローン審査も「フラット35」は時間がかかる、という印象を持たれがちですが、当社は銀行とそれほど変わらないスピードで回答できる体制を整えていて、これは強みにもなっています。
― 今後のビジョンをお聞かせください。
まだ2期目の若い会社ですが、1期目は予想を大きく上まわる成果を残すことができました。今後はノウハウを蓄積し、新しい人材も採用しながら事業を拡大していきたいですね。現在、1か月の融資件数は約40件ですが、2年後には80件、年間で1000件を目指したい。必要なのは、知識やスキルはもちろん、「ベストな提案をする」という思いを共有する仲間を増やすことです。いずれは「フラット35といえばFBモーゲージ」と呼ばれるような、市場のメインプレーヤーに成長したいと思います。
■ 根石 高宏 (ねいし たかひろ)
1980年長野県生まれ。俳優を目指して上京し、24歳のときに演歌歌手のマネージャーを務める。約4年間の経験の後、不動産業界に転身。マンション販売を手がけるなかで住宅ローン「フラット35」に出会い、同商品を扱う代理店へ転職。約7年間の修行を経て、「自分のやりたいサービスを徹底したい」という思いを胸に独立し、FBモーゲージ株式会社を設立した。
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プロフィール
- お名前根石 高宏
- お名前(ふりがな)ねいし たかひろ
- 出身長野県
- 血液型A型
- 平均睡眠時間6時間
- 平均起床時間7時
- 趣味サッカー観戦