ニッポンの社長

ニッポンの社長 > 株式会社ペディキュール 代表取締役社長 西谷 裕子

― 西谷代表のフットケアとの出会いを教えてください。

 学生時代の91年に留学したオランダで、ある日友人の宅を訪れたとき、三脚のようなものに足を乗せて爪を切っている「フスフレーゲ」を初めて見たのです。興味深く思いながらも、貧乏学生だった私は残念ながら自分で体験することはできませんでした。

 いったん日本に帰ったあと、縁あってオランダの地に戻ることになり、現地で働き始めました。そして最初の給料が出ると、国境を渡って真っ先に本場ドイツのフスフレーゲを受けに行ったんです。

 初体験のフスフレーゲを施術してくれたのは50代の女性で、その年齢になっても現役で働き続けられる仕事であることに驚きました。

 彼女は泡いっぱいの石鹸で丁寧に足を洗ってくれ、足爪を上手にハサミでカットし、角質を取ってくれました。とても心地良く、起き上がってみたときの足のふっくら感など、足の裏が激変したことに驚きがいっぱいでした。この時の感動が、「私もフスフレーゲを学んでみたい!」という気持ちにつながったのです。

 その後、学校に入ってドイツ人のフスフレーガーに師事し、基礎理論から姿勢、足の持ち方、フレーザーの使用方法までを学んだのです。

― オランダでの経験が人生を変えることになったのですね。

 そう思います。そしてオランダでの当時の職業経験は、私の人生観に大きな影響を与えるものにもなりました。現地では学校職員の仕事に就いたのですが、とても厳しい労働環境で、国内の失業率も高く、仕事を失う怖さに苛まれるような毎日でした。
女性が仕事をする厳しさを感じ、働くことは生きていくことなんだと実感するようになりました。女性の自立の重要性を感じるようになったのも、オランダでの経験が大きかったと思っています。

 一方でオランダは、自分の健康への関心がとても高い国です。高齢者が杖をついたり、車いすを使いながらも、身体をケアして健康寿命を延ばしていることに感心しました。

 日頃からフットケアへの意識をもつことが運動増進やケガの防止につながり、予防医学の面でもフットケアは有意義であることがよく分かりましたね。

― そして、フットケアサロンの起業へとつながっていった。

 はい。オランダでの経験で、フットケア、つまりフスフレーゲという習慣を多くの人に知ってもらいたいと強く思うようになったのです。

 その頃日本では、ネイルサロンもまだ少ない時代で、足のお手入れを専門にするサロンなど全く知られていませんでした。それで接骨院と鍼灸院にお世話になったのですが、でもやっぱりフットケアをやりたい気持ちが離れなかったんです。

 そして、「専門店が無いなら、自分でつくってしまおう!」という思いになり、26歳のときに起業しました。

 以来17年にわたってこれまで続けられたのは、フットケアを通じて、お客様から「ありがとう」の言葉を直接いただくことが出来たからです。練習と努力、仕事の成果がその場で実感できる! これがフスフレーゲという仕事の最大の楽しさですね。

著名経営者

  • 株式会社リンクアンドモチベーション

    小笹 芳央
  • 株式会社大戸屋

    三森 久実
  • 株式会社ホリプロ

    堀 威夫
  • 株式会社アルビレックス新潟

    池田 弘
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • 株式会社アシックス

    鬼塚 喜八郎

プロフィール

  • お名前西谷 裕子
  • お名前(ふりがな)にしたに ゆうこ
  • 出身神奈川県 横浜市
  • 血液型B型
  • 趣味読書、映画・美術鑑賞、旅行
  • 家族夫、娘2人
  • 今までに訪れた国20ヵ国
  • 座右の銘人生は一度きり
  • 好きな言葉ありがとう
  • 思い出に残るプレゼントボールペン、娘からの手紙
  • もし生まれ変わったら?歯科医
  • 好きなお花白色チューリップ
  • 好きな漢字一文字