ニッポンの社長

ニッポンの社長 > 株式会社GENKI ガッツムービングサービス 代表取締役社長 木村 元気

― サービスの質を高めるために御社が特に力を入れてきたものは何ですか。

 お客様の要望に的確に応える営業スタッフ、そして現場での引越し作業を担う作業員たちの「人材育成」に最も力を入れてきました。

 そのために当社が行ってきた2つの制度があります。1つは当社独自の「専属アドバイザー制度」です。見積もりから作業日時の調整、引越しの経過と完了、アフターサービスまで1人の営業マンが専属アドバイザーとなってお客様をサポートしていく仕組みです。

 大手の引越し会社などでは、お客様対応が分担作業になることも多く、行き違いやミスのもとになります。当社は1人の専属アドバイザーがこまめに対応してお客様と一体になって引越しをお手伝いしていき、非常に喜ばれています。

 もう1つが、引越し作業の質を向上させるための「作業員マイスター制度」です。ベテランスタッフが現場を通して作業員1人ひとりを指導する教育体制を敷き、接客における礼節やマナー、安全で迅速な引越し作業を行うための技術部分を指導していきます。

 評価はAからFまでの5段階に分け、業務責任者が顧客アンケートを加味して毎月面談を行い、評価していきます。こうした社内の独自制度によって人材育成をはかっています。

― なぜ人材育成に力を入れるのですか。

 若いスタッフ一人ひとりの教育に、上の者がしっかりと向き合うという人材育成の気持ちをみんなで持っていくことが、会社の質を上げることにつながるからです。

 誰でも教えればできますし、どんな子でもきちんと指導すれば自信が備わり、必ず一定のレベルまで成長することができます。だから当社では、できない子をそのままにしておくことは絶対にありません。

 私はよく「ブランドの前に人が立っている」ということを言います。たとえば大手の上場企業であれば、自分の前に会社の名前があって、それが守ってくれる。でも中小企業はそうはいきません。会社の名前ではなくて、一人ひとりの営業マンや現場の作業員の魅力でお客様からの信頼を得ていくしかないんです。

 社員一人ひとりが会社のブランドの前に立って、その人の魅力で会社を引っ張っていく。だからこそ、人材育成に力を入れなければいけないんです。

― 木村社長が仕事の中で大切にしていることを教えてください。

 私は、何もやらずにあきらめるのが何よりも嫌いなんですね。だからいつも、前進は挑戦の先にのみある、ということを大切にしています。

 新しい企画やサービスをやろうとするときって、どうしても手間はかかるし、お金だってかかります。「やっても同じでは?」「それで効果がある?」と思うことも少なくありません。だから、やらないうちから何かの理由をつけて、実行しない方向にもっていこうとする人は多いのです。

 でも、やっぱり物事って、やってみなければ何も生まれないし、分からないんですよ。失敗しても必ず得るものがある。だから、やらないうちにあきらめるのは大嫌いです。挑戦した先にこそ前進がある。そういう考え方のできる若い人材を当社で育てていきたいですね。

著名経営者

  • 株式会社ネクスト

    井上 高志
  • 株式会社大戸屋

    三森 久実
  • シダックス株式会社

    志太 勤
  • 日清食品株式会社

    安藤 百福
  • 株式会社リンクアンドモチベーション

    小笹 芳央
  • エステー株式会社

    鈴木 喬

プロフィール

  • お名前木村 元気
  • お名前(ふりがな)きむら げんき