ニッポンの社長

ニッポンの社長 > インタビュー > 理念・ビジョンを大切にする社長 > 株式会社ヒューマンクラッチ 代表取締役 渥美 秀樹

― 具体的にはどのような業務を行っているのですか。

 何をするかというと、長い時間をかけてお客様と時間を共有し、しっかり不安を取り除くよう取り組みます。その際に気をつけるのは、質問を受け付けない空気は絶対につくらないこと。逆にこちらから「質問ないですか」と話を投げかけたり、気を配ったりしながら、つねに心配ごとがない状態で次の段階に進んでもらい、開業へスムーズに導いていきます。

 私の経営コンサルティグは、資料を挟んで歯科医師と向き合い、数字をベースに経営の現状を確認したり、課題解決に向けたアドバイスを提供したりするものとは大きく異なります。

 歯科医師と雑談のようにリラックスした会話を交わすなかで、「分院展開をしたい」「医療法人化したい」「十数年後にハッピーリタイアを」といった夢や目標を教えてもらい、その実現にむけた方法をひとつひとつ話しあい、実行していきます。

― 歯科業界の現状をどのように見ていますか?

 現在、歯科大学を卒業した約7割の方が自分で歯科医院を開業される状況にあります。ですから、私が行っている開業や経営コンサルへのニーズは大きなものがあります。しかし業界全体としては、解消すべき問題があります。それは、非常に閉鎖的で旧態依然としているということです。そのため歯科医師は、コンサル会社、不動産会社などの業者から都合のいいように扱われている面があります。

 歯科医院を開業する場合、支援を依頼する先としては、大きく分けて4つあります。1つは、診療台、レントゲンなど医療機器のメーカー。2つめは、治療に使う各種材料のディーラー。3つめは、歯科コンサルタントです。4つめは会計事務所。そして4者のいずれも、真に中立的な存在でない。そのため、開業にあたって導入する機器を選定する際に、自分の自由にならないことが少なくありません。歯科医師の皆様を悩ませる、こうした現状を変えたいという想いがあります。

― 開業をする歯科医師の方にアドバイスをお願いします。

開業支援に携わって感じるのは、「設備を重視するあまり、立地を軽視する歯科医師が多い」ということです。

 歯科医院を成功させるポイントは、何よりも立地です。街の中で人が集まるポイントは、駅以外にもたくさんあります。商業施設だったり、公共機関だったり、地域のランドマークへ向かう大勢の人々の動線をとらえた立地を選ぶ必要があります。いくら設備が充実した歯科医院でも、悪い立地では成功は望めません。

 そして、「貴重な開業資金を最適に配分すること」が大切です。「いい設備をそろえて、自分が理想とする診療を!」という歯科医師の気持ちはよくわかります。とはいえ、診療設備に多くの費用を割く代わりに、物件の確保にかけるコストを削減し、「二階」「裏通り」「オフィス仕様」「居抜き」など、人が集まりにくく、快適な院内を実現しにくい物件を選ばないように注意してください。

 歯科医師は、どうしても治療設備や院内環境の充実に意識を向けがちです。一方、コンサルタントである私の立場としては、より多くの患者に来院していただける立地を確保する責任があります。施設の中身と立地のバランスを取りながら進めていくことが、歯科医院の開業にはとても重要なのです。

著名経営者

  • 楽天株式会社

    三木谷 浩史
  • 日清食品株式会社

    安藤 百福
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • 株式会社ホリプロ

    堀 威夫
  • 株式会社ドリームインキュベータ

    堀 紘一
  • クオンタムリープ株式会社

    出井 伸之

プロフィール

  • お名前渥美 秀樹
  • お名前(ふりがな)あつみ ひでき
  • 出身東京都
  • 身長170cm
  • 体重69kg
  • 血液型A型
  • 平均睡眠時間7時間
  • 平均起床時間6時
  • 趣味気分転換のためのドライブ
  • おススメ本『永遠のゼロ』百田尚樹(著)
  • 購読雑誌「週刊ダイヤモンド」
  • 家族独身
  • 今までに訪れた国6ヵ国
  • 座右の銘臥薪嘗胆
  • 好きな食べ物美味しいもの
  • 嫌いな食べ物なし
  • 好きなお花ダリア
  • 乗っている車プリウス