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ニッポンの社長 > インタビュー > 理念・ビジョンを大切にする社長 > 株式会社リブセンス 代表取締役社長 村上 太一

― 経営者としての現在の課題はなんですか。

 プレゼンテーション能力が不足していることです。これまでは社員数が少なかったので、私自身もプレーヤーとして仕事をこなしていました。必然的に、人材育成の観点からは「まず自分がやってみせる」というスタイルになります。

 でも、社員が50名を超えるまでに増えたいまは、「任せる」というスタイルがふさわしい。「やってみせる」から「いってきかせる」へと変えなくてはいけないんです。それには、私のスキルが足りない。だから今年、プレゼンテーション講座を受けて、レベルアップしようと計画しているんです。

 ほかに、英語力も鍛えようと思います。当社が本格的に海外展開するとき、経営者の語学力のなさがネックにならないように。会社の成長ステージにあわせて、経営スタイルもどんどん変えていくつもりです。

― ベンチャー企業への就職や起業に関心のある学生に対して、メッセージをお願いします。

 やりたいことを早く見つけてほしい。コツは、自分がものごとを選択する基準を見つめ直すこと。進学か就職か、理系か文系かなど、誰でも人生のなかでさまざまな選択をしている。その基準があるはずなんです。それを明確にすれば、自分のやりたいことが浮かび上がってきます。

 そうすると、世界の「見え方」が一変します。それまで何気なく通り過ぎていた風景が、特別な意味をもってくる。私自身がそうでした。

 高校生のとき、街中でアルバイト募集の貼り紙を目にした。起業という目的をもっていた私は、「貼り紙で求人するのは、既存の求人媒体の広告料金が高いからだ。そのせいで、多くの求職者がこの店の求人情報を知らずにいる」ということに気づいた。そこから、新しいビジネスモデルを思いついたのです。

― やりたいことがはっきりしている人に対してもアドバイスをください。

「なぜやりたいのか」を明確にしてほしい。私の場合、会社を設立してから、企業理念を言葉にしました。でも、早いうちから明確にしておいたほうがいいと思います。苦しいことに直面したとき、「自分はこういう理由で、いまの状況を選択したんだ」と立ち戻ることのできる、よりどころになる。それがあることで、苦難を乗り越えられるはずです。

■ 村上 太一 (むらかみ たいち)

1986年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部1年生だった2005年に同大学のビジネスプランコンテストで優勝。翌2006年、株式会社リブセンスを設立、代表取締役社長に就任。「成功報酬型の求人情報サイト」という革新的なサービスを生み出し、同社を急成長させる。2011年12月に史上最年少社長の25歳1ヵ月で東証マザーズに株式上場。26歳となった2012年11月に、史上最年少社長として東証一部に上場。

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プロフィール

  • お名前村上 太一
  • お名前(ふりがな)むらかみ たいち
  • 出身東京都
  • 出身校早稲田大学政治経済学部