ニッポンの社長

ニッポンの社長 > 株式会社SPGホールマン 代表取締役 宮﨑 達也

― 人財力を育む教育を行う上で、御社の強みはどのようなところにあるでしょうか。

 ひとつは「適材適所」の人財配置によって、個の能力を伸ばしていける点でしょう。

 当社は100タイトルを超える多彩な番組制作に携わっていますから、バラエティや報道、スポーツや音楽、ドラマなど個人の志向や目標を踏まえたジャンルに移ることが可能です。

 また中にはADを経験したあと、演出や編集などの仕事に興味が湧く人もいるでしょう。そんなとき当グループの中には、番組の企画制作や、編集制作に特化した技術系の会社など複数の事業がありますから、グループ内での移籍によって本人の資質や要望に合ったキャリアチェンジを望めます。

 人財プロデュース事業とは、本人の適性や能力を見極めて、社員一人ひとりが輝ける制作現場を用意することです。適材適所の考え方で「現場」と「人」をマッチングして、人財としての個々の可能性を広げていきたいと考えています。

― なぜそのような育成方法を重視するのですか。

 番組の現場に携わる仕事に対して、最初は憧れで入ってきたものの、やがて自分の想いとのギャップを感じる人も少なくありません。そのときに、本人の可能性をより広げていけるフィールドを柔軟に用意することによって、長期的な視点でのキャリア形成が実現できると考えるからです。

 当社には10年以上、テレビ局の制作現場で活躍している社員が数多くいます。局の看板番組のチーフディレクターになって、現場を仕切っている社員も大勢いるんです。

 そして私は一人ひとりに、少しでも早くディレクターとして一人前の仕事ができるようになってほしいですし、そのためのサポートを積極的に行っています。

 先日も長くADを務める社員について、「ディレクターとして起用してもらうには何が足りないのか教えてほしい」と局側に直談判し、求めに応じて本人に自覚を促しながら、現場が仕切れる仕事を優先して入れていきました。その結果、成長を認められてディレクターに昇格することができたのです。社員の成長を見据え、会社として可能な限りフォローしていきます。

― 「人財力」を養うための具体的な取り組みについて教えてください。

 重視しているのは、人としての基本的なビジネスマナーの習得です。

 制作の現場で必要なのは、技術的な要素よりも、まずは基本的な人間力の部分。挨拶や礼儀、人を思いやる気持ちなど、人と接する上でのベースになる要素が絶対に欠かせません。

 だから一定の期間を設けて、最初にビジネスマナーの研修にはしっかりと時間を割きます。そしてどの世界でも通用する人間力を身につけてほしいという思いがあるんです。

 ほかには、入社前に現場を経験するインターンや、4月入社にこだわらず、あえて入社のタイミングをずらす制度も導入しています。

 留学を終えて秋から入社したいという新卒学生の要望も叶えることができ、入社時期をずらすことで、1人ひとりの教育にしっかりと時間をかけられるメリットもありますね。

著名経営者

  • 京セラ株式会社

    稲盛 和夫
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • 楽天株式会社

    三木谷 浩史
  • 伊那食品工業株式会社

    塚越 寛
  • 株式会社ファンケル

    池森 賢二
  • 株式会社ジャパネットたかた

    髙田 明

プロフィール

  • お名前宮﨑 達也
  • お名前(ふりがな)みやざき たつや
  • 出身東京都