ニッポンの社長

ニッポンの社長 > うたプロモーション株式会社 代表取締役 宇野 穰

― なぜ、「健康☓カラオケ」というコンセプトを重視したのですか。

 ある数字のデータに大きなショックを受けたことが発端でした。
WHOの発表では、日本人の健康寿命は男性72歳、女性が77歳で、平均寿命は男女それぞれ80歳、87歳でした。

 この数字は、健康寿命が尽きたあとの約10年もの間、寝たきりか要介護の生活が続いていることを表しているわけで、この事実に私は愕然としました。人生の終末の10年間は、自分の足で立つこともできない寝たきりであるという事実に衝撃を受けたのです。

 健康寿命を迎えてからの介護対策は重視されつつありますが、本当に大切なのは、平均寿命との差をできるだけ少なくすること。健康寿命をどう延ばすかが、最も重要な事柄であるべきだと考えました。

 そして、高齢者の健康維持や認知症などの予防において、「カラオケハウス」でカラオケを楽しむことが効果的であると考え、このコンセプトを重視したわけです。

― カラオケハウスは健康にどのような好影響があるのですか。

 たとえば「カラオケボックス」に仲間うちで出かける場合と違って、「カラオケハウス」は今日初めて会った人など、不特定多数の人たちが集まった中で、自分の歌を披露する場所です。

 その中では、自分の知らない曲に触れ合う機会も多くなり、自身も「次までにはこの曲を覚えて披露しよう」という思いが働いて大きな刺激になります。すると「曲を覚える」という行動に繋がり、その学習習慣が脳に良い影響を与えます。

 つまり、曲を覚えることが脳の活性化につながり、認知症の予防やリハビリテーションに効果があることが注目されているわけです。

 またカラオケハウスにはステージがありますから、聴く人の注目を集めて歌うことで良い緊張感が保たれ、「人に見られる」という、普段の暮らしにない新鮮な刺激を得られることも良い効果でしょう。

― 効果が実際に表れた例を教えてください。

 たとえば脳梗塞の手術後のリハビリとして、医師からカラオケを勧められて週に4~5日ほど通うようになったお客様が、通常の2倍以上のスピードで身体機能を回復された例があります。

 歩くのが不自由だったり、ろれつが回らなかったような方が、カラオケハウスに1日おきくらいに通われて、普通に会話ができるようになり、とても元気になられた例も珍しくありません。

 中には病院の看護師さんから、「こういう歌を歌ったほうがいい」とアドバイスされ、おすすめの曲のリストを持参して来る方もおられますよ。

著名経営者

  • シダックス株式会社

    志太 勤
  • 株式会社ワークスアプリケーションズ

    牧野 正幸
  • 伊那食品工業株式会社

    塚越 寛
  • 株式会社大戸屋

    三森 久実
  • 株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)

    羽鳥 兼市
  • 株式会社リンクアンドモチベーション

    小笹 芳央

プロフィール

  • お名前宇野 穰
  • お名前(ふりがな)うの ゆたか
  • 出身宮崎県