ニッポンの社長

ニッポンの社長 > ヴェルク株式会社 代表取締役 田向 祐介

― バランスのいいエンジニアとはどんな人材なのか、またなぜそういう人材育成を目指しているのでしょうか。

 当社の受託開発と自社開発の2つの異なる仕事を同じエンジニアが担当します。通常、受託開発の会社が自社開発を行う場合、受託開発と自社開発のチームを分けていることがほとんどです。しかし当社のエンジニアは、受託開発と自社開発の案件の両方に携わってもらうようにしています。なぜなら、それぞれの開発には良さがあると考えるからです。たとえば、受託開発業務ではお客さまから要望をヒアリングして、ITを使ってどう実現するかを考えます。実現が難しい課題に向き合うことで、コミュニケーション能力とIT技術の両方が磨かれます。また、例えば小売りのシステムを作りたいからといっても、当社のみで作ることはできません。異業界の業務知識を学ぶことができるのも、受託開発のメリットです。

 また一方で、自社開発では自分たちで企画を考え、ユーザー視点に立ってより使いやすいものづくりをめざします。受託開発のみだとどうしても受け身になりがちですが、自らゼロベースで考え作っていくことで、自発的に考える力がついていきます。このように両方に携わることで、お客さまから常に必要とされるエンジニアを育成できると考えています。

― では、田向社長が起業した経緯について教えてください。

 実は私は、“どうしても起業したい”と考えていたわけではありません。ただ、理想の組織を作りたいという思いから、それを実現する手段として会社を作ることにしたのです。

 ちなみにITに興味を持つようになったのは、アメリカでの留学経験からです。私がアメリカに行ったのは1998年。日本では、まだ一家に1台のパソコンがあるかないかの時代です。しかし当時アメリカでは多くの大学生が自分専用のパソコンを持っており、授業では、パソコン使用を前提とした課題が出されます。またMicrosoft、Yahoo、Dell、Googleなどの企業がものすごい勢いで成長していたタイミングでした。「これはITがわからないとやっていけない」と思い、ビジネススクールにいながらコンピュータサイエンスの授業を取るなど、積極的にITの勉強をしました。

 そして、2000年代初頭の渋谷のベンチャーでインターンをし、卒業後、フューチャーシステムコンサルティング株式会社(現・フューチャーアーキテクト株式会社)に就職しました。その後、システム開発における様々な課題に立ち向かうため、自分が理想とする組織を作りたいと考え、起業することにしました。

著名経営者

  • 日本食研ホールディングス株式会社

    大沢 一彦
  • 株式会社ホリプロ

    堀 威夫
  • 株式会社アルビレックス新潟

    池田 弘
  • シダックス株式会社

    志太 勤
  • 株式会社ファーストリテイリング

    柳井 正
  • 株式会社ワークスアプリケーションズ

    牧野 正幸

プロフィール

  • お名前田向 祐介
  • お名前(ふりがな)たむかい ゆうすけ
  • 出身千葉県
  • 血液型B型
  • おススメ本『小さなチーム、大きな仕事』
  • 好きなスポーツアメフト
  • 出身校テキサスクリスチャン大学
  • 飼ってるペット