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ニッポンの社長 > インタビュー > その道のプロフェッショナル > 山崎コンサル株式会社 代表取締役 山崎 一政

― 個人経営者が創業融資を得られない要因はどこにあるのでしょうか。

 「創業融資の成功率は50%」と言われているなか、失敗の要因として多いものに、事業計画書の甘さがあります。金融機関に融資を申し込んだ際に、審査の過程でもっとも見られるのが、事業計画の中身です。将来にわたって売上を上げていけるかどうか、固有の強みをもっているかどうかを細かくチェックされます。

 大事なのは、ターゲット層に“刺さる”ビジネスコンセプトの磨き上げと、競合に勝てるポジショニングです。それは、コンサルタントなど第三者の客観的な視点があってこそ明確になるもので、当社は、クライアントとの対話を通じて徹底的に突き詰め、事業計画書に反映していきます。コンセプトとポジショニングを確立した後、それらの要素を事業計画に綿密に落とし込んでいくことが大事になるわけです。

― そもそも、創業時の融資は非常にハードルが高いという印象があります。

 確かに低いとは言えませんが、融資は十分に可能です。当社の場合、創業融資はおもに日本政策金融公庫の「新創業融資」制度を活用します。これは創業前、または創業直後の事業者が低金利・無担保・無保証で借入できる、創業者に大変有利な制度です。創業3ヵ月以内なら、計画ベースで審査を受けられ、比較的通りやすい点に特徴があり、言い換えれば、創業時だからこそ借りられる融資制度なのです。

 よく、「資金は足りなくなってから借りればいい」と考えて創業する経営者がいますが、実際には足りなくなってから融資を申し込んでも「時すでに遅し」と言えます。というのも、創業後3ヵ月の期間を過ぎると、金融機関も実績をみないわけにはいかなくなり、審査のハードルはおのずと上がるのです。もちろん実績が出ていれば問題ありませんが、創業直後から順調な業績が上がることはなかなかないでしょう。創業直後であれば審査が通りやすかったのが、タイミングを逃したために借りられず、やがて資金が足りなくなって事業継続を諦めてしまうという事例が多くあります。そうならないよう、創業期の資金調達は十分に行っておくことが大事なのです。

 また、川口には中国人をはじめ海外の方も多く住んでいますが、たとえ日本国籍でない人でも、永住権や経営管理ビザなどの正式な在留資格をもっていれば、融資の申請は可能です。

― コンサルティング事業において、ほかに強みとしている点はありますか。

 「創業融資を得られたらそれで終わり」とせずに、その後も継続的にコンサルティングサービスを提供し、長期的にサポートする視点を大切にしていることです。

 言うまでもなく、企業にとって大事なのは、「継続的に成長できるかどうか」ということ。当社は最初の創業融資だけではなく、安定的に成長できる企業となるよう、ビジネスモデルから事業戦略まで、長きにわたってサポートすることを大事にしています。

 創業融資を獲得するための事業計画の立案は、同時に事業を軌道に乗せていくためのプランでもあります。創業融資の獲得と、事業成長の両軸を目的に事業計画の立案を行う。そうして、お客さまと創業者の伴走者として長くサポートしていきたいと考えています。

著名経営者

  • 株式会社アシックス

    鬼塚 喜八郎
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • ヤマト運輸株式会社

    小倉 昌男
  • 株式会社ワークスアプリケーションズ

    牧野 正幸
  • 楽天株式会社

    三木谷 浩史
  • 株式会社ネクシィーズ

    近藤 太香巳

プロフィール

  • お名前山崎 一政
  • お名前(ふりがな)やまざき かずまさ
  • 出身埼玉県
  • 身長181cm
  • 体重74kg
  • 血液型B型
  • 平均起床時間午前6時
  • 趣味マラソン
  • 家族妻、子ども2人(双子の男女)
  • 座右の銘何事も経験
  • 好きな食べ物味噌卵麺
  • 好きな作家誉田 哲也
  • 好きなスポーツ競馬
  • 好きなミュージシャン小室 哲哉
  • 好きなお酒の銘柄サッポロ黒ラベル