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ニッポンの社長 >  子どもの未来を応援するニッポンの大人たち  > 成増塾(株式会社スプリングスCEO) 塾長  高島 穣

― 指導方法の特徴を教えてください。

 個別指導ではなく、少人数制であることです。個別指導と少人数制には、大きな違いがあります。少人数制の成増塾では、同じ目標を持った仲間たちが、それぞれの意見や考えを授業で発信しています。誰かの答案について、みんなでディスカッションをすることも。講師がいるものの、生徒が一人で勉強するスタイルの個別指導では出会えない、気づきや発見が必ずあるのです。また仲間がいると相互の刺激があり、クラス全体のモチベーションが高まります。先日、当塾のあるクラスで、休み時間に小テストの予習を生徒同士でしている光景をたまたま見かけました。一問間違える度に罰ゲームなどのルールを決め、とても楽しそうな様子でした。これも仲間がいるからこそのメリット。受験という大きなプレッシャーがのしかかるチャレンジも、仲間がいればお互いに励まし合いながら、一緒に力強く進むことができるのです。

― 生徒たちへの想いを聞かせてください。

 私たちの一番の喜びは、生徒が志望校に合格することに尽きます。ある男子生徒の例をお話ししましょう。彼は都立高校に通っていて、成績は学年300人中280番。難関大学の受験は視野に入れていませんでした。ところが成増塾に通い始めてから、見違えるほどに成績が上がり、成績が入塾後半年で一気に学年3番になったのです。志望も早稲田大学に変更し、見事に合格。生徒本人や保護者はもちろん、私たちにとっても非常に喜ばしいことでした。

 生徒たちには仲間との絆も大切にしてほしい。ですから、卒業後の繋がりも大事にしています。成増塾には卒業生たちによるOB会というコミュニティがあり、年に1~2回開催する懇親会には、成増塾に通っていた大学生や社会人が参加します。そして塾で学んだことや受験の経験が、学生生活や社会でどう役に立っているかなど、現役の生徒たちに伝えるのです。難関大学に合格し、卒業後は医師や弁護士、裁判官、会計士、マスコミなどの道に進んだ卒業生たちが自分たちの仕事について生徒に話すことも。生徒にとっては、卒業後の進路が具体的に分かるので、将来の参考になるでしょう。

 塾や予備校を卒業しても、こういった人間的な付き合いが続くのはうれしいですね。ほかの塾ではあまりないでしょう。生徒たちが成増塾で出会った仲間たちとの繋がりを大切にしていることは、私の誇りでもあります。

― 開塾の経緯を教えてください。

 以前に勤めていた予備校では自分のしたい授業ができないと感じ、そこを辞め、最初は私が当時住んでいた成増のマンションの集会室を借りて少人数制の塾を始めました。最初、生徒数は10人ほど。小さな私塾です。でも、全員が志望校や難関大学に合格したことから評判になり、口コミで生徒が増え続けました。これが成増塾のスタート、原点です。ちなみに、教室は現在、都内に5校。受講生徒数は累計約1000名です(2019年4月現在)。

著名経営者

  • 株式会社スタジオジブリ

    鈴木 敏夫
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • 伊那食品工業株式会社

    塚越 寛
  • 株式会社セプテーニ・ホールディングス

    七村 守
  • シダックス株式会社

    志太 勤
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿

プロフィール

  • お名前高島 穣
  • お名前(ふりがな)たかしま じょう
  • 血液型B型
  • 平均睡眠時間7時間
  • 好きな食べ物イタリアン
  • 好きな言葉臨機応変
  • 好きな映画always三丁目の夕日
  • 好きな音楽モーツァルト