株式会社AJ / AJインターナショナルアカデミー / AJ国際留学支援センター 代表取締役 岩﨑 宗仁
自己を打ち破る学びを経験し、失った自信を取り戻してほしい
学校内のさまざまなトラブルに起因する中高生の不登校問題。その問題の解決を目指し、不登校の生徒に成長の手段として「海外留学」を提案し、二十余年にわたり確かな成果を導いてきたのが株式会社AJ代表の岩﨑氏だ。コロナ禍で海外留学の自由度が制約を受けているいまは、同社が提供する高校教育のプログラムが注目を集めている。「アメリカの高校を日本で卒業する」という新しいカタチの学びを提供することで、子どもたちの真の自立を促す同氏に話を聞いた。
― 事業内容を教えてください。
おもに中学生・高校生を対象とした海外留学などの支援事業を行っています。なかでも、「人間関係がうまくいかない」「いじめに遭っている」などの理由で不登校になっている15~16歳の中高生を対象としています。
当社は「直面する困難を自らの力で克服し、乗り越える。その積み重ねが自己の成長に繋がる」を理念に掲げ、海外での留学生活をそのための大切な機会と捉えています。生徒たちは、留学先で失敗やトラブル、困難を一つひとつクリアしていくことで、かけがえのない自信を手に入れられます。当社は、それを自立につなげる「勉強」と位置づけ、人間としての成長に重きを置いた教育事業を展開しています。
当社は長年、「AJ国際留学支援センター」で留学斡旋事業を手がけてきましたが、昨今のコロナ禍で海外との往来が制約を受けるようになったことから、現在は少し違った方法で中高生の支援を行っています。
― どのような方法ですか。
AJ国際留学支援センターの学習サポート機関「AJインターナショナルアカデミー」の事業として、アメリカの高校課程を日本国内で学び、卒業できる通信制のオンライン教育プログラムを提供しています。この事業はコロナ以前から実施していましたが、海外現地への留学が難しくなったことで新たなニーズが生まれ、生徒の数はいま大きく増えています。
日本の場合、成績がいくら優秀でも「飛び級」はできませんが、アメリカの高校は英語力と基礎的な学力があれば、必ずしも3年間在籍する必要はありません。所定の単位さえ取得すれば卒業でき、早ければ2カ月から半年という短期間で卒業する人もいます。アメリカでは、16歳や17歳で高校を卒業した後、いち早く大学に入る人も少なくありません。
やりたいことや目標が決まっているのであれば、早いうちに高校の課程を終え、自分が本当に興味関心をもつ分野を学びたいという生徒は多くいます。そうした生徒たちにも、アメリカの高校をおすすめできます。
― オンライン教育を検討する人には、どのような人が多いのでしょう。
中学卒業後の進路選択時に検討する人がもっとも多いですね。日本の高校に進学せずにアメリカの高校課程に入学し、卒業して、そのまま現地の大学を目指すというケースが少なくないのです。
また、日本の高校を中退した人が、それまでに取得した単位をアメリカの高校の課程に移行し、当社のプログラムを通じて卒業することも可能です。同様に、「アメリカの高校に通っていたが帰国を余儀なくされ、高校の卒業資格が得られない」という生徒たちのセーフティネットとして当社のプログラムを利用してもらうケースもあります。残りの単位を当課程で取得して卒業した後、日本の大学に進学することもできるのです。
そして、日本の高校に通いながら、同時に当社のプログラムを学ぶ生徒もいます。日本とアメリカの双方で卒業資格を得る「ダブルディグリー」を目指せるわけです。
このほか、40代や50代の方が、「学び直し」を目的に当社のプログラムを利用するケースもあります。そうしたケースでは、「アメリカの政治や歴史を、英語で学びたい」と希望される方が多いですね。
プロフィール
- お名前岩﨑 宗仁
- お名前(ふりがな)いわさき むねと
- 出身神奈川県
- 身長180cm
- 体重80kg
- 血液型O型
- 平均睡眠時間6.5時間
- 平均起床時間午前5時
- 趣味スポーツ全般・音楽・料理
- 家族妻・娘・息子
- 今までに訪れた国約25ヵ国
- 座右の銘結果自然成
- 出身校Eastern Washington University