― 岩﨑さんがAJを起業した経緯を聞かせてください。
私は15歳のときにニュージーランドに4週間の留学をし、初めて海外を経験しました。その経験が自分の人生のなかで本当に大きかったんです。世界には日本とまったく違う環境があること、そして、英語ができれば自分の視野が大きく広がるということを実感しました。
その後、もっといろんな国を見てみたいと思い、大学・大学院在学中にはバックパッカーとして世界中を回りました。そのなかで感じたのは、教育というものの大切さでした。
日本国内に目を向けると、教育を受けられる環境がしっかりあるにもかかわらず、児童・生徒の不登校が問題化していました。その要因の一つには、若者の「自信の喪失」があると私は考え、それを改善する教育を行うために当センターを設立しました。留学し、それまでと違った環境で学びを経験してもらうことで、失った自信を取り戻し、成長する機会を若者に与えられるのではと考えたのです。
― 経営者としてどのような想いを大切にしていますか。
かけがえのない教育というものを、すべての人に等しく提供したいという想いを大切にしています。
以前、アジアで講演活動をしていたとき、印象に残ることがありました。ベトナムの若者が、「社会主義国である私の国では、いつか財産を誰かに奪われてしまうことがありえるが、知識だけは決して誰にも奪われることがない」と言って、スマートフォンを使ってひたむきに勉強していたんです。「教育は一番の投資だ」と話して勉強する彼の姿に、私自身が逆に励まされました。
当社は創業20年を迎え、これまで1,500名以上の留学を支援してきました。卒業生はいまもみんなふらっと事務所に遊びに来てくれて、就職や結婚を報告してくれます。当センターで学んだみんなががんばっている姿を見るのが、一番の喜びですね。
― 事業における今後の想いを聞かせてください。
いじめや自殺など、子どもたちをめぐる悲しいニュースはいまも絶えません。きっと、亡くなった子どもたちにとっては、学校がすべての「世界」でした。そのなかで、従来の学校に代わる別の世界があれば、彼・彼女らにもきっと違った光が見えたのではないかと思っています。ですから、「居場所」というのはとても大事なのだと私は考えるのです。当社ではこれからも、本当の意味で子どもたちが自信を取り戻し、自立できる場所を、事業を通じて提供していきます。
将来、「いまの自分があるのは留学をしたから」「“違う学び”を選んで良かった」と思ってもらえるよう、自立した大人への成長過程をこれからもお手伝いしていきたいですね。
■ 岩﨑 宗仁 (いわさき むねと)
1975年生まれ、神奈川県出身。高校1年生の夏に4週間のニュージーランド留学を経験したことを転機に、大学進学後にはバックパッカーとして世界20数カ国をヒッチハイクで回り、人生における貴重な経験を積む。アメリカでのMBA留学を終え帰国した後、2001年2月に「人と世界をつなぐ」「人と社会をつなぐ」ことを目指し、株式会社AJを設立、代表取締役に就任。海外留学の斡旋・支援事業をスタートした。現在はAJ国際留学支援センター、AJインターナショナルアカデミーを運営し、中高生の成長を後押ししている。
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プロフィール
- お名前岩﨑 宗仁
- お名前(ふりがな)いわさき むねと
- 出身神奈川県
- 身長180cm
- 体重80kg
- 血液型O型
- 平均睡眠時間6.5時間
- 平均起床時間午前5時
- 趣味スポーツ全般・音楽・料理
- 家族妻・娘・息子
- 今までに訪れた国約25ヵ国
- 座右の銘結果自然成
- 出身校Eastern Washington University