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ニッポンの社長 > インタビュー > その道のプロフェッショナル > なおえビューティークリニック 院長 喜田 直江

― 喜田先生が婦人科形成医を目指そうと思った経緯を教えてください。

 女性の立場で医療に携わりたいと考え、最初に産婦人科医の道へと進みました。そこで出会ったのが、自身の女性器に対する悩みを抱える多くの患者さんたちでした。出産後に膣が緩んでしまったという方や、そのカタチ自体に悩みを抱え続けてきた方など、男性の医師には相談できずにいる方が多くおられたのです。

 私は女性の医師でなければできない仕事があると考え、女性器の悩みを解消する婦人科形成をはじめ、女性が美しくなるための美容外科を目指そうと考えるようになったのです。

― その後、形成外科に進んだのはなぜだったのですか。

 美容外科を目指したいと考えたことで、自分の技術力の向上を図りたいと思ったのです。産婦人科というのは縫合にはあまり細かさを要求されない科なのですが、それとは対照的に、形成外科は縫合の技術も非常に細かく、術後の傷ができるだけ残らないことに重きを置く科目です。美容外科で質の高い仕事をするためにはそうした技術が必要と考えて、大学病院や系列の施設の形成外科で3年間経験を積んだのです。

― そのあとで美容外科に進まれたのですね。

 東京の大手美容外科クリニックで外来を担当することになりました。そこで婦人科形成を新たなメニューに加えたいと進言し、それを実現することができたのです。すると他の先生たちも驚くほどの数で女性器に悩みを抱えるお客様が来院されるようになりました。当時は婦人科形成のメニューをもつ美容外科はまだほとんどなく、女性のニーズの高さを証明することになりましたね。

― その後、御院の開業にどのようにつながったのですか。

 たくさんのお客様が来てくださるのはうれしかったのですが、婦人科形成に対するクリニック側の受け入れ体制が十分でないことについては、常々残念に思っていました。

 女性器の美容形成というデリケートな悩みで来られるお客様ですから、院内で人と会いたくないと思うのではないでしょうか。ところがそのクリニックでは待合室で男性のお客様も一緒に待っていました。また大手の美容外科ですからビジネス重視の方針もあり、手術にくらべ、カウンセリングに時間をかけづらい雰囲気もありました。次第に、自分のやりたいことは少し違うのではと感じるようになったのです。

 そこで女性の医師でなければできない、女性の悩みを解決するクリニックをつくりたいと思い、2011年10月に当クリニックを開業しました。

著名経営者

  • 株式会社セプテーニ・ホールディングス

    七村 守
  • エステー株式会社

    鈴木 喬
  • 株式会社スタジオジブリ

    鈴木 敏夫
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • 株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)

    羽鳥 兼市
  • テンプスタッフ株式会社

    篠原 欣子

プロフィール

  • お名前喜田 直江
  • お名前(ふりがな)きだ なおえ
  • 出身京都府
  • 血液型O型
  • 趣味ダイビング
  • 両親の職業画家
  • 今までに訪れた国20ヵ国
  • 好きな食べ物
  • 嫌いな食べ物納豆
  • 好きなスポーツ水泳
  • 好きな映画「セント・オブ・ウーマン」
  • 過去に戻れるならいつ?今が一番いいです
  • 休日の過ごし方ワインを飲みながら映画鑑賞
  • 好きなお酒の銘柄ワイン、日本酒
  • 好きなお花チューリップ
  • 好きな漢字一文字
  • 出身校京都府立医科大学