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株式会社プリベンタス 代表取締役 矢島 護

「個」でなく「組織」で勝ち、永続的に継続する会社を目指す

企業を取り巻く様々なリスクに対してのリスクヘッジや、自動車事故や病気での入院といった万が一のトラブルの際に頼りになる保険の営業マン。ただ、従来の保険代理店のサービスは営業マン個人との結びつきが強く、その人の転職や病欠などで顧客が右往左往させられるなどの不安がつきまとっていた。プリベンタスは、そうした顧客の不安を解消すべく、「個」でなく「組織」全体でサービスを提供することで永続的に継続する会社を目指す保険代理店である。全国トップクラスのサービスクオリティを誇る同社の取り組みについて矢島代表に話を聞いた。

― 御社の事業内容を教えてください。

 法人・個人向けに数十種類もある損害保険・生命保険を中心とした保険販売代理業を事業としています。法人向けには、本業にまつわる賠償責任保険や労災上乗せ保険と言った「会社を守る保険」を販売し、さらには従業員や役員の退職金積立としての生命保険販売にも注力している。そして個人向けには自動車保険や火災保険はもとより万が一の際に残された家族が生活に困らないようにする生命保険も扱っています。

― サービスを提供する上での御社の強みは何でしょうか。

 当社では、お客様に長く安心を提供し続けていくことができるよう、「永続的に継続する会社」を目指すことを最も重要なコンセプトに位置づけています。そのために実践している取り組みが、そのまま事業上の強みとなっています。具体的には、「個人ではなく組織で勝つこと」「当たり前のことを当たり前にやり続けること」「社員教育に力を入れていること」の3つの事柄が挙げられます。

 最初の「個人ではなく組織で勝つ」とは、文字通りお客様へのサービスを個人ではなく会社全体の組織によって提供していくという意味合いです。

 保険代理店というのは昔から、担当の営業マンという「個」が中心になっての営業が主流でした。しかし、もし担当が入院したり、お客様との接客中に携帯電話に事故のお電話を頂いてもすぐにつながらないといったことがあると、不安を解消する為に保険に加入頂いているお客様に反対に不安を抱かせてしまうことになります。つまり長年かけて築いてきた信頼関係を一瞬にして失うことになりかねません。

 当社では担当個々にお客様対応を任せるのではなく、組織全体で対応していく仕組み作りをしています。「困りごとがあれば担当の営業マンでなく会社に電話をください」と呼びかけ、お客様の細かな情報を会社全体で共有させていただき、他のスタッフも同じサービスを提供できることをお客様に理解していただいています。営業マンの名刺に自分以外のアシスタントの名前も入れるなど、会社全体で1人のお客様をフォローすることで常に安心していただける環境を提供しているのです。

― 2つめの「当たり前のことを当たり前にやり続ける」とはどのような意図ですか。

 たとえば、報告・連絡・相談の「報連相」が大切であるということは、どの会社でも当たり前のように言われますが、当社ではそれをスローガンではなく、当たり前のこととして社員自ら徹底させています。お客様から書類を送って頂いたとき、お礼のご一報を入れるのは当たり前です。また社員間でも、頼まれごとが終わればその旨を連絡する。こうした当たり前のことを常に実直に行い、継続することで安心を与えられ、やがて信頼に変わっていくのです。

 その裏側にあるのは、相手への優しさや思いやりの気持ち。それが社員一人ひとり、誰もがもてるようになっていることが大切です。未来にわたって永続的に継続する会社は、こうした思いがきちんと備わっているものだと考えて日々実践しています。

著名経営者

  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • 伊那食品工業株式会社

    塚越 寛
  • エステー株式会社

    鈴木 喬
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • シダックス株式会社

    志太 勤
  • 株式会社セプテーニ・ホールディングス

    七村 守

プロフィール

  • お名前矢島 護
  • お名前(ふりがな)やじま まもる
  • 出身千葉県
  • 身長170cm
  • 体重70kg
  • 血液型O型
  • 平均睡眠時間5時間
  • 平均起床時間6時
  • 趣味マラソン・ゴルフ
  • 家族4名
  • 座右の銘前へ
  • 出身校明治大学