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日本眠育普及協会 代表 橋爪 あき

「眠育」を日本中に浸透させ活力あふれる世の中にしたい

私たちの一生における時間の3分の1は、睡眠に費やされている。睡眠は人生でもっとも長い時間を割く生活行動であるにもかかわらず、多くの人は睡眠をただ休息の手段ということだけにとらえてしまいがちである。そうした状況にアンチテーゼを唱え、睡眠に対する意識を高めるために「日本眠育普及協会」を立ち上げたのが橋爪氏だ。同氏は、「睡眠は覚醒と対等な存在」と位置付け、睡眠教育を「眠育」ととらえて知識を深める重要性を説く。良質の睡眠を得るための極意が人生を成功に導くための必須の鍵となるという、同協会の橋爪代表に話を聞いた。

― 協会の事業内容から教えてください。

 言うまでもなく、睡眠は人間が生きていく上で絶対欠かすことのできない健康の基盤です。

 特に21世紀に入り、脳科学や医学の飛躍的進歩もあって睡眠の重要性が叫ばれるようになりました。しかし残念ながら、日本人の睡眠時間は少なく、睡眠を取り巻く環境も良いとはいえません。これだけ健康に関心が払われているにもかかわらず、睡眠に関する教育はいまだに不十分なのです。

 私たち日本眠育普及協会では、睡眠教育を「眠育」と位置付けて、人々の心と身体の健康を守るために、睡眠の知識と快眠の極意を講演やセミナー活動、イベントや睡眠相談などを通じて提供しています。

― 睡眠教育が行き届かないことでどのような弊害がありますか。

 たとえば私が懸念しているものに子どもの睡眠事情の悪化があります。睡眠の役割には体の休息や成長ホルモンの促進などがありますが、ほかに重要なのが脳の休息です。脳は睡眠中に休息しながら記憶を再構築しており、成長期にある子どもにとって、眠ることは心身に非常に大事な役割があるのです。

 欧米の多くの国ではいち早くそれを重視し、学校教育の保健体育に睡眠教育を組み込むなど睡眠に対する意識を高くもってきました。反面、日本では非常に立ち遅れており、医学的なアプローチも為されず教育とは無縁です。日本人の睡眠に対する意識の低さは問題だと感じますね。

― 橋爪代表はどうして睡眠に興味をもつようになったのですか。

 実は、私自身が睡眠障害に悩まされていたからです。日本語講師の仕事と主婦業、母親の介護、父の急死により突如受け継いだ会社経営が重なり、忙しかった40代の頃から、夜に十分な睡眠が取れなくなり、概日リズム睡眠障害になってしまいました。本来もつはずの生体リズムが崩れ、朝起きられなくなり、昼間も体調不良の状態が続いていたのです。

 何とか改善したいと思い、自分で睡眠について勉強していきました。睡眠のメカニズムを知り、就寝と起床の時間を固定化して生活に一定のリズムをつくっていくと、睡眠障害は少しずつ良くなっていったのです。

 睡眠への興味がいっそう募ることになった私は、次に睡眠改善インストラクターの資格を取得し、自身で研鑚しながら知識とノウハウを深めていきました。友達を集めてセミナーを開くほか、次第に講演なども頼まれるようになっていったのです。

 睡眠には食事や運動も密接に関連しています。またより良い睡眠環境を作るには、寝室の色彩や寝具に関する勉強も必要です。生活のあらゆる部分と絡んできますから、まさに人生そのもの。とても勉強しがいのある奥深いものなのです。

著名経営者

  • マネックスグループ株式会社

    松本 大
  • 伊那食品工業株式会社

    塚越 寛
  • 株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)

    羽鳥 兼市
  • SBIホールディングス株式会社

    北尾 吉孝
  • 株式会社ドリームインキュベータ

    堀 紘一
  • エステー株式会社

    鈴木 喬

プロフィール

  • お名前橋爪あき
  • お名前(ふりがな)はしづめ あき
  • 平均睡眠時間7時間
  • 平均起床時間8時
  • 趣味音楽、旅行、書き物
  • 家族夫、娘二人
  • 座右の銘悠々として急げ
  • 尊敬する歴史上の人物福沢 諭吉
  • 過去に戻れるならいつ?20代
  • 休日の過ごし方のんびり好きなことをする
  • 好きな漢字一文字
  • 出身校慶応義塾大学