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ニッチリッチ株式会社 代表取締役 細井 保裕

鍛え抜かれた少数精鋭の現場力がホステル業界に革命を起こす

ホステルは海外で身近な宿泊施設として親しまれている小規模の簡易宿泊施設。インバウンド(訪日観光客)が急増する日本でもホステルの存在価値は増し、大手資本をはじめとして新規の事業参入が増加している。ただ一方で競争は激化し、十分なノウハウをもたないホステルは今、淘汰の憂き目にさらされているという。ニッチリッチの細井代表は、外国人旅行客の獲得において高い実績を残してきたホステル運用受託のスペシャリスト。現場で培った独自の手法を武器に、ホステルを高収益化させる同社のノウハウについて話を聞いた。

― 事業内容を教えてください。

 主にホステルを中心としたホテル事業の運用受託を中心に行っています。ホステルのオーナーに代わって運営全般を請け負い、企画や営業戦略、人員の採用や教育、財務管理などすべての業務を行って、収益の上がる状況に転化していきます。

 ホステル事業への参入に際してのスタートアップ支援、業績改善を目的にした運営・経営のコンサルティング業務も増えています。

― 現在のホステル業界の状況について教えてください。

 近年のインバウンドの急増に伴い、需要の高まりを受けてホステル事業への参入が2年前あたりから一気に増加しました。その結果、現在は明らかにホステルが供給過剰の状態となっています。

 民泊など多様な宿泊形態が現れたこともあり、今の都内のホステルの稼働率は芳しくない状況です。

 では、インバウンドの爆発的な増加がありながら、なぜホステルの集客がままならないのか。その大きな理由は、市場の読み違いです。

 増加した訪日客イコール、バックパッカーという見方がなぜか先行してしまい、受け入れにはドミトリーを中心としたホステルが適しているだろうと安易に施設を増やしてしまいました。

 しかし増加したインバウンドは、旅慣れた欧米人などのバックパッカーではありません。増えたのはアジアからの富裕層や、初めて海外に出るような旅行初心者。

 彼ら富裕層は、高級ホテルや旅館に泊まって旅行を楽しみ、旅行初心者にあたる層は個室があり手頃な価格帯のビジネスホテルなどに泊まる傾向にあります。決してホステルが最適な宿泊場所とは限らないのです。そうした状況を精査せず、間違ったターゲットに向けて受け皿をつくってしまったのが、新規参入した大手資本のホステルが集客できない原因だといえます。

 高級ホテルや旅館が、増加したインバウンドを確実に集める一方で、きちんとしたノウハウをもたないまま建てられたホステルは、ほとんどが集客できていないのです。

― 市場の読み違いのほかに、集客できていない理由はありますか。

 顧客層に見合った宿泊費になっていない点も大きいでしょう。建設に余分なコストをかけてしまい、運営ノウハウが不十分なためにスタッフの数も必要以上に用意せざるを得ません。その結果、高い宿泊費の設定を余儀なくされ、集客はいっそうままならないのです。

 大部屋のドミトリーなのに1人3,500~4,000円前後の宿泊費では、2,000円程度を適正と考えるユーザーを取り込むことは困難です。市場の読み違いと安易な原価計算、価格設定のまずさから、多くのホステルが赤字経営を余儀なくされています。

著名経営者

  • 株式会社インテリジェンス

    鎌田 和彦
  • 株式会社ファーストリテイリング

    柳井 正
  • シダックス株式会社

    志太 勤
  • 株式会社ドリームインキュベータ

    堀 紘一
  • 株式会社セプテーニ・ホールディングス

    七村 守
  • 伊那食品工業株式会社

    塚越 寛

プロフィール

  • お名前細井 保裕
  • お名前(ふりがな)ほそい やすひろ
  • 趣味格闘技、旅行、読書、サーフィン、スノーボード
  • 座右の銘思考は現実化する
  • 尊敬する人中谷 彰宏
  • 尊敬する経営者スティーブ・ジョブス
  • 好きな言葉成長
  • 好きなスポーツサーフィン、スノーボード、格闘技
  • 好きな映画アメコミ ヒーロー物
  • もし生まれ変わったら?もう一度自分
  • 過去に戻れるならいつ?戻る必要なし