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ニッポンの社長 > インタビュー > 世の中に独自の価値を提供する社長 > 株式会社クリエイティブネットワーク 代表取締役社長 山﨑 一永

― また人材育成において御社が重視する言葉の力について教えてください。

 たとえば受講者が講師の言葉を聞いて、「実行しよう」と思うのはどのような話の場合だと思いますか。講師の実績がすごいとか、話が面白いと言ったことではありません。最も大事なのは、聞いた人が「そうだ」と共感してくれること。その思いが、本人の実行・実践へのモチベーションへと変わるのです。

 だからこそ、決して受け売りの話ではなくて、あくまでも自分が経験してきたことを話すのが重要。それは、想いが「言霊(ことだま)」としてそこに宿るからです。自分の経験をもとに話すことが言葉に説得力を生み、それこそが強いメッセージになるのです。

― たとえばどのような話の例がありますか。

 私はよく新人研修の最後に、大手人材会社での自分の新人時代の話をします。

 私は入社以来、広告営業の研修でずっと泣かず飛ばずで、2年目には同期で一人だけ都外の営業所に異動となり、自信も失って意気消沈していました。異動した最初の営業締め日も残り1日で目標に届いておらず、明日達成できなければもう無理だと上司の課長に辞表を出して最終日を迎えたんです。

 するとひとりの先輩が、ある会社の常務に関する情報をくれました。その常務に会いにいくと、話を聞いてくれたんです。

 必死に型通りの営業アプローチをする私を見て、その常務はすでに見透かしていましたね。「キミ、目標にいくら足りないんだ?」と。そして言ってくれたんです。「わかった。広告は出稿してやろう。ただ、キミは若くて真っ直ぐに前を見て仕事しないといけないのに、どうして横や下を見て仕事してるんだ。そんなに簡単に辞めていいのか」と。堰き止めていた感情があふれ出て、涙が止まらなかったですね。

 これが私の原点となって、そこから営業目標を約10年、ずっと外さないでやってこられました。この話を新人たちにするとみんな、真剣に聞いてくれます。「ことだま」の力が、メッセージに力を与えるわけです。

― 今後の目標について教えてください。

 特に採用と教育をワンストップでサービスできるメニューを充実させたいと考えています。コンサルだけでなく媒体も扱うことができる。フリーハンドでお客さまに合ったものを選んでいける、多様なニーズに対応できるサービスとして確立させていきます。

― 最後に、研修・採用や組織改革担当者へのメッセージをお願いします。

 研修は開催して満足していたのでは意味がありません。現場にどれだけ生かされているかが大事。定着というところまでぜひ手をかけ続けてほしい。そう考える企業のサポートをこれからも実施していきたいと思います。

■ 山﨑 一永 (やまざき かずなが)

1963年、神奈川県生まれ。中央大学卒業後、人材ビジネスの最大手企業に入社。様々な業界の採用や教育を手掛け、多くの人材や組織に影響を与える。そのメソッドを生かし、採用はもちろん、教育や組織開発など「個人」と「組織」に関わるテーマの研究を実際の現場を通じて行う。2007年に株式会社クリエイティブネットワークの代表取締役社長に就任。社団法人日本人材ビジネス協議会にも参画し、人材ビジネスのパイオニアの一人として活躍している。

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プロフィール

  • お名前山﨑 一永
  • お名前(ふりがな)やまざき かずなが
  • 出身神奈川県
  • 血液型O型
  • 平均睡眠時間5時間
  • 趣味ゴルフ、テニス アウトドア、読書
  • おススメ本熱狂する社員
  • 購読雑誌日経ビジネス・トレンディ、ダイヤモンド
  • 座右の銘他人は一対の反射鏡
  • 尊敬する人坂本龍馬、稲盛和夫
  • 好きな言葉思いの強さが成功へつながる
  • 出身校中央大学法学部