― どのような企業が御社のサービスを利用していますか。
当社は地域密着型で事業を展開しているため、江東区や中央区、千代田区のお客さまが大半です。ただし、量の多い粗大ゴミなどの回収には、一都三県のお客さまにも対応しています。
ちなみに、お客さまの70%以上がリピーター。見知らぬ業者ではどこへ運ばれるか不安ですし、金額も不透明という理由から、リピートのお客さまから声をかけていただいています。
― 環境問題は社会的に関心が高いものの、実際の対策が進んでいるのかを理解できる機会がなかなかありません。対策の効果は表れているのでしょうか。
全国的に、ゴミは減少傾向にあります。なかでも東京都は人口が増えているにもかかわらず、一般廃棄物はここ5年で20%弱減っています。
その背景にあるのが、廃棄処理技術の進歩。私が子どもの頃、「東京都の埋立処分場は5年で満杯になる」と言われましたが、現在は50年以上かかると言われています。これは主に、燃焼技術と分別廃棄が進んだことが要因となっています。
また、ダイオキシンの排出問題も解決に向かっています。ダイオキシンは約250~500℃の燃焼温度で発生すると言われていますが、ゴミを高温で燃やし、取り出すときに急激に冷却する技術が進歩。東京都の一般廃棄物の処理工場では900~1,000℃の高温で焼却しているため、ダイオキシンがほぼ発生しないようになりました。
ただ、こうした情報は一般にあまり知られていません。環境対策を進めたことで、社会がどのように変わったのかを一般の人がもっと知ることができれば、関心がさらに高まって環境対策のスピードが加速すると思います。そうしたなかで、身近にできることを伝えていくのは当社の社会的な責務だと考えています。
― 具体的な取り組みを教えてください。
最近は、江東区の中小企業や地域住民の前で講演する機会をいただき、資源分別の大切さをお話ししています。
聴講されたマンションの管理組合の方は、ビン、缶、ペットボトルの分別を住民に呼びかけ、地域の業者に回収依頼したそうです。これらは業者に頼めば換金できるので、修繕費の積立費用に一役買っていると感謝されました。身近な資源回収で環境に貢献し、利益につなげることができた好例です。
当社が目指しているのは、廃棄物回収業ではなく「資源循環業」。廃棄物のなかには価値のあるものや、リサイクルやリユースをすれば十分に使えるものがあるので、これらを世の中に還元できる仕組みをつくっていきたいですね。中古の什器販売を開始したのもそのためです。
また、現在の業界イメージはあまり良くないかもしれませんが、本来は地球を守る仕事。そういったメッセージを発信して、みんなが憧れる業界にすることが目標です。
プロフィール
- お名前伊藤 海
- お名前(ふりがな)いとう かい
- 出身千葉県
- 身長178cm
- 体重82kg
- 平均睡眠時間6時間
- 趣味サーフィン、ゴルフ、音楽鑑賞
- おススメ本はじめの一歩を踏み出そう
- 今までに訪れた国3ヵ国
- 座右の銘人間万事塞翁が馬
- 尊敬する人栗林忠道
- 尊敬する経営者本田宗一郎
- 尊敬する歴史上の人物真田幸村
- 好きなスポーツサッカー
- 好きな映画スワロウテイル
- 休日の過ごし方早朝サーフィン、子どもと遊ぶ
- オススメの飲食店YAKITORI APOLLO(門前仲町)
- 好きなお酒の銘柄テキーラ
- 好きな漢字一文字和
- 出身校明治大学
- 今日の財布の中身5万円