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ニッポンの社長 > インタビュー > 理念・ビジョンを大切にする社長 > 株式会社パワーエッジ 代表取締役 塩原 正也

― 応募者のそうした資質はどこで見分けるのですか。

 会社説明会の段階から目に付く人はいますよ。話を聞いているときの姿勢や目つき、メモの取り方、グループワーク時の話し方、そんな些細なことでもその人の人柄は滲み出ますから。あとは3回にわたって行われる個別の面接ですね。採用担当者、技術責任者、そして私が面接を行うのですが、評価がぶれることはまずありません。躍起になって自身の経験や得意分野を話す人もいるのですが、それよりもまず素の自分を見つめて、自身の魅力を訴えたほうが効果的だと思います。

― 社員を成長させる仕組について教えてください。

 新卒入社の社員には、大学で専門的にJavaの勉強をしていた人もいれば、文学部出身という生粋の文系社員もいるため、技術レベルにはかなりの差があります。そこで、最初はプロ野球のドラフトのようにレベルの高い新卒社員から順に振り分けて、実力差のないチームを作ります。その後の研修は全てチーム単位で競わせるんですね。そうすることで同期の結束も高まりますし、教え合う文化やチームとしてプロジェクトを進めていくことを経験することができます。

 3ヵ月の研修後はスキルレベルに応じて各プロジェクトに参画します。自社パッケージの改修案件・自社アプリの開発案件・受託案件等がメインですが、それぞれにしっかりとしたベテランのマネージャがつきますから、きちんと時間をかけてスキルを身につけることができます。またこの時点から1年先輩がメンターとして新卒の面倒を見ることになるので、少しずつスキル差が埋まってきます。

 秋を過ぎる頃からは一人前(実際にはまだ半人前ですが)の技術者として、それぞれがいろいろな分野で活躍していく、こんな教育制度を作っています。

― 実際の業務に加わったあとは、プロジェクトチーム内での成長を図っていくわけですか。

 基本スキルを身につけた後は、各プロジェクトでその人に合った技術スキルを習得していくことになりますが、それ以外にチーム単位でも教育をしていく仕組みを作っています。プロジェクトを横断する形でチームが構成されていて、マネージャが中心となってチームを運営しています。

 それぞれのチームで運営方法は異なっていて、取り組んでいることもマネージャによって様々。プレゼン能力に重きを置くところもあれば、技術レベルを深めるチームなどマネージャのカラーを打ち出し、取り組んでいます。

― マネージャはどのようにして選ばれるのですか。

 基本的には、立候補した社員がチームマニフェストを発表し、一般社員が投票で自チームを決めるという流れです。ただ、誰でも無条件にマネージャに立候補できるわけではなく、年に5回開催される「マネージャ養成講座」を全て受講し、合格した人だけがその資格を得られます。今年度は養成講座を7名が受講して3名が合格。そして3人全員がマネージャに昇格しました。

 一般社員は自分が希望するチームを選ぶことができるため、強い絆の中でお互いに成長していける仕組になっています。

著名経営者

  • 伊那食品工業株式会社

    塚越 寛
  • 株式会社スタジオジブリ

    鈴木 敏夫
  • 楽天株式会社

    三木谷 浩史
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • 株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)

    羽鳥 兼市
  • テンプスタッフ株式会社

    篠原 欣子

プロフィール

  • お名前塩原 正也
  • お名前(ふりがな)しおはら まさなり
  • 出身東京都
  • 身長171cm
  • 血液型O型
  • 平均睡眠時間6時間
  • 平均起床時間7時
  • 趣味サイクリング、スポーツ観戦
  • おススメ本「イノベーションのジレンマ」
  • 家族独身
  • 好きな食べ物寿司、焼肉、ハムカツ
  • 嫌いな食べ物納豆、パクチー
  • 好きなスポーツアメリカンフットボール、自転車
  • 好きなミュージシャンヴァン・ヘイレン、クイーン
  • もし生まれ変わったら?また同じ人生を過ごしたい
  • 好きなお酒の銘柄サッポロ生ビール黒ラベル
  • 出身校早稲田大学
  • 今日の財布の中身26,000円
  • 乗っている車アルファロメオ156