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ニッポンの社長 > インタビュー > 世の中に独自の価値を提供する社長 > シアトルコンサルティング株式会社 代表取締役 京和 将史

※下記はベンチャー通信40号(2009年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

― どうやって業績のV字回復に成功したのでしょうか。

 そりゃもう苦労の連続でした(笑)。ただ、前職時代から営業ノウハウを積み上げており、その点で恵まれていたのかもしれません。3つの点に注力し、営業部門の徹底改革に取り組みました。

 1つ目は、危機感の共有。営業部門は私も含めて毎朝8時から営業会議を行うようにしました。危機意識を持たせるとともに、情報共有の効率化、スピード化を図りました。

 2つ目は、マーケットの変更。既存顧客のダメージが深刻でしたので、徹底的に新規開拓を行いました。多いときはひとりで月50件以上訪問しました。経済の見通しはまだまだ厳しいので、新規開拓は今でも続けています。

 3つ目は、顧客第一主義の強化。この創業当時からの理念にあらためて徹底的に向き合い、1社1社を再度訪問、誠意を持って接しました。その結果、お互い困ったときに助け合ったり積極的に他社を紹介して頂くなど、真の顧客を獲得することができました。

― 最後に、今後の目標を教えてください。

 当社は今期で4期目を迎えました。今回の不況を機に、新しい成長ステージに突入したと考えています。もともと私は創業から3期目までを第1ステージと捉えていました。第1ステージのテーマは“量的拡大”。社員数とクライアント数を増やし、一気に事業を拡大してきたんです。

 そして、今期の4期目から6期目までが第2ステージです。第2ステージのテーマは“質的向上”。つまり、これまでつくりあげてきた事業、組織を深化させていく時期。具体的には、「最高のチームで、最高のシステムを」を合言葉に、自社サービスの立ち上げ、小チーム制の導入などに取り組んでいます。ちなみに、自社サービスについては、来期にエンジニアのスキル診断サービスや環境系ポータルサイトを順次リリースする予定です。

 その後、7期目から10期目の第3ステージで、会社を大きく飛躍させるつもりです。目指すは、年商20億円、社員100名体制。このステージでは、海外展開なども積極的に行っていきたいと考えています。そして技術力を武器に、世界に通用するグローバル企業を目指していきます。

■ 京和 将史 (きょうわ まさふみ)

1976年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、2002年にITベンチャーにエンジニアとして入社。その後、営業マンに転身し、4年間トップ営業マンとして活躍。2006年にシアトルコンサルティング株式会社を設立し、代表取締役に就任。

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プロフィール

  • お名前京和 将史
  • お名前(ふりがな)きょうわ まさふみ
  • 出身東京都
  • 身長181 cm
  • 体重65kg
  • 平均睡眠時間6時間
  • 平均起床時間6時
  • 趣味サーフィン、ゴルフ、映画鑑賞
  • おススメ本スノーボール
  • 購読雑誌日経ビジネス
  • 今までに訪れた国7ヵ国
  • 座右の銘生き残るのは強い種でも大きい種でもない、適応する種
  • 尊敬する人別所 宏恭
  • 好きな食べ物和食、イタリアン
  • 乗っている車アルファード