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ニッポンの社長 > インタビュー > その道のプロフェッショナル > 東京商業支援機構株式会社 代表取締役 本元 勝

― 本元社長の起業の経緯を教えてください。

 前職で、私は中堅商社に勤務していました。その会社では石油などの資源を企業に卸していましたね。そして、入社してすぐに、私は中小企業を主に担当する部署に配属されました。そのとき、多くの中小企業の経営者が「なかなか商品が売れない」と悩んでいるのを目の当たりにしたんです。売上不振の一因には、バブル崩壊後の長い不況の影響もあったでしょう。しかし、もし“売れる営業マン”がいれば、もっと中小企業の商品は売れる。そう私は感じていました。というのも、中小企業の商品の中には、独自性の高い商品も少なくなかったからです。

 その当時、すでに中小企業にも経理やシステム部門のアウトソーシングサービスは普及していました。しかし、営業のアウトソーシングサービスは、ほとんど普及していなかった。多くの中小企業は「自社の商品は自社で営業する」という固定概念にとらわれていたんです。しかし、自社の利益を最大化するために、「自社の商品は自社で営業する」という選択がベストとは限りません。そこで、私は中小企業に営業代行サービスを提供すべく、2010年2月に当社を設立したんです。

― 営業代行をするにあたって、御社が大切にしていることは何ですか。

 クライアントの商品に惚れ込むことですね。やはり営業マン自身が惚れ込まない商品は売れません。また商品に惚れ込めば、自然とその商品の良さを多くの人に伝えたくなる。情熱が胸の内からふつふつと湧いてくるんです。この情熱が相手に伝われば、クライアントの商品は自然と売れると思っています。

― 最後に、御社の今後のビジョンを聞かせてください。

 日本国内の企業の99%は中小・ベンチャー企業です。日本経済の活性化は中小・ベンチャー企業にかかっている。そう言っても過言ではありません。だから、これからも当社は中小・ベンチャー企業の支援に注力していきます。

 具体的には、まず中小・ベンチャー企業の営業をサポートし、売上アップに貢献していきたい。そして、今後は営業以外のサポートも行っていくつもりです。たとえば、経理やシステム部門のプロのコーディネートや資本調達などの支援も行っていきたい。これからも当社は中小・ベンチャー企業のパートナーとして、クライアントの成長を力強くサポートしていきたいと思います。

■ 本元 勝 (ほんもと まさる)

1971年、静岡県生まれ。1993年に中堅商社に入社。2006年に同社の取締役金融投資部門担当営業本部長に就任し、250名の部下を統括する。在職中の17年間で法人・個人合わせて約2万件の新規顧客開拓・販路拡大を行う。2010年2月に東京商業支援機構株式会社を設立し、代表取締役に就任。2010年4月、ドリームゲートアドバイザー(経済産業省後援)に就任し、セールスマーケティングの専門家として、起業支援も積極的に行っている。

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プロフィール

  • お名前本元 勝
  • お名前(ふりがな)ほんもと まさる
  • 出身静岡県
  • 身長172cm
  • 血液型B型
  • 平均睡眠時間4時間
  • 家族
  • 両親の職業会社経営
  • 今までに訪れた国15ヵ国
  • 座右の銘我、生かす道他になし、この道を進む。
  • 尊敬する人
  • 尊敬する経営者
  • 好きな食べ物そば、エシャロット、漬物
  • 好きな言葉熱(ねつ)
  • 過去に戻れるならいつ?来た道よりも行く道が見たい
  • 休日の過ごし方DVD鑑賞、読書、散歩
  • オススメの飲食店近所のそば屋
  • 好きなお酒の銘柄ロイヤルハウスホールド
  • 好きなお花ひまわり
  • 好きな漢字一文字
  • 飼ってるペット愛猫11匹
  • 乗っている車キャデラックDTS