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ニッポンの社長 > インタビュー > 世の中に独自の価値を提供する社長 > 株式会社Kスタジオ 代表取締役 荒牧 佳代

― 荒牧社長は単なる恋愛相談だけでなく、医療的観点も加味した広義の「愛」について言及しています。たとえば現代の少子化問題をどうお考えですか。

 最たるものは、「私たちの人生になぜ子どもが必要か」ということを忘れ去られかけているのではないか?という懸念です。それは人としての文化的な営みの変化と考えられます。ですが、世界的な不況の時代背景があれど、本来、人は子どもへの愛情を感じることで、命の大切さや自分を育ててくれた両親を始めとした人々や社会への感謝の意を学び、子育ての中で自身の人生の振り返りや命の尊さを知ります。

 人類学では人間が2足歩行に進化したときから人間の恋愛システムが生まれたとされています。人間が4足歩行から2足歩行へと進化する段階で、頭脳が巨大化するのと反比例して骨盤と産道が狭まり、そこを通る赤ちゃんの頭蓋骨も小さくなり、類人猿の基準からして約1年も早く産まれる未熟児として産まざるを得なくなりました。医学界ではよく知られた話ですが、小児科の教科書には「子どもは大人のミニチュアではない」との文言があります。小児科という科があっても、大人科という科はありません。大人は内科や整形外科、循環器科や耳鼻科、皮膚科、産婦人科などと各症状別にわかれた専門科がありますが、子供は生まれて間もない新生児から生後一カ月の乳児、1歳からの幼児、思春期の第二次性徴期にさしかかる小学生高学年の12歳までの間はすべてこの「小児科」で診察を受けます。つまり、子供は大人とカラダのつくりが全く異なり、症状も違うということです。人間は他の動物と違い、生まれたばかりの子は大人の力なくして育つことが出来ない特殊な動物だということです。

 また、生命誕生の視点から語れば、生物界では両生類、爬虫類、魚類、鳥類は単為生殖といって一匹でも子孫をつくることができる生物が存在しますが、私たち哺乳類である人間は、有性生殖で雄(オス)と雌(メス)の2対の性がなければ命を生むことが出来ない生物界でも大変珍しい生物なんです。よって、そこに相手を厳選し、ライバルに打ち勝ち、相手を獲得しなければならないという試練が待ち構えています。また、獲得できたからといって性生活で必ずしも赤ちゃんを授かるという確実さもありません。つまり、男女の恋愛(生殖活動)に置ける出逢いや生命の誕生は、まさに運命といって良いほどとてつもなく奇跡に近い確率でこの世に弾き出されているのです。

 経済的な貧窮や苦労があっても、その人間の命の儚さや尊さはどうぞ忘れずにいて頂きたい。私自身も子どもを授かった瞬間から今まで子から多くの事を学びました。子どもが20歳の成人を迎えたときは感無量で言葉では言い表せないほどの感動が込み上げてきました。大人は子どもによって「親」として成長し、育てられます。子どもは年齢でいえばもう立派な大人ですが、子の笑顔を見ると日本の社会や未来のことを考えずにはいられません。子も今は日本の未来を考える医療系の学生として日々頑張っています。

 なぜ、男女の間で恋が芽生えるのか? 究極的には、「命への愛の継承」が存在するからです。自分がなぜこの世に生まれて来たか?を知るのは、文明社会を創り上げ、文化的な営みをする人間の使命であり課題と私は捉えます。

― 今後のビジョンや目標を教えてください。

 現在、「@nifty恋愛の達人」で展開している恋愛科学カウンセラーとしての活動は、6月からYahoo!へと拡大しました。2012年は新たにSNSを駆使して男女別の恋愛科学講座を都内で開催し、好評を博しています。また、婚活サイトへアドバイザーとしての活動や、パブリシティの一環としてのコラボやタイアップ企画をご依頼いただくクライアントさまもおかげさまで様々な分野で拡大しておりますので、今後もWebサイトをはじめ、アプリや書籍で恋愛科学に関する企画を精力的に進めたいと思っています。

 医療アナリストとしての今後の活動は、SNSで独自の医療コミニティを結成し、医療系に携わる方々や他の分野のスペシャリストな方々と情報を持ち寄りながら、これからの日本の医療について一緒に考えていくプランがあります。私自身、医療経営コンサルタントの資格を取得する予定もあり、今後も医療アナリストとしての活動に力を入れたいと考えています。世界の子どもたちの明るい未来を後世に引き継ぐのは、先陣斬る大人の役目であり義務であり大いなる「愛」です。

 「過去は自分を活かすため、未来は自分を成長させるため、現在は自分を見つめ見つけるためにある」これは私が考えた言葉。何よりも自分という人間に出逢えたことに感謝し、人を心から愛し、愛されることを多くの人が人間の五感を通じて感じ、学べますようにと日々願っています。

 そして、「恋愛」と「医療」の2つの分野で全世代に渡る方々の健全なる人生を考え、次世代の社会へ笑顔をつなげることが私の今後の人生の目的であり、社会貢献への形だと思っています。

※[出典:「だから、男と女はすれ違う~最新科学が解き明かす「性」の謎~」ダイヤモンド社]

■ 荒牧 佳代 (あらまき かよ)

大分県生まれ。2001年に芸能編集プロダクションに入社後、Webサイト「恋愛科学研究所」にて恋愛科学カウンセラーとWebサイト運営&デザイナーとしての活動を開始する。2003年に開設した携帯サイト「究極の恋愛学」のお悩み相談コーナーにおいて一躍人気カウンセラーに。その後も多くのコンテンツで実績を重ね、人気を博し、2008年に都内中央区に株式会社Kスタジオを設立。翌年、恋愛科学研究所2代目所長となり、恋愛科学研究所を監修・主宰。以来、Webや携帯、アプリ、雑誌やテレビ、ラジオなどの各メディアで「恋愛科学」と独自のロジックに立脚した人気の高いコンテンツ(コラム、診断テスト、講座)を多数展開。気鋭の「恋愛科学」企画監修者、カウンセラー、医療アナリストとして注目を集めている。

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プロフィール

  • お名前荒牧 佳代
  • お名前(ふりがな)あらまき かよ
  • 出身大分県
  • 身長158cm
  • 平均睡眠時間6時間
  • 両親の職業父親が一級建築士
  • 座右の銘過去は自分を活かすため、未来は自分を成長させるため、現在は自分を見つめ見つけるためにある
  • 尊敬する人己以外皆我が師
  • 尊敬する歴史上の人物マザー・テレサ
  • 好きな食べ物ヨーグルト
  • 好きな俳優ブラッド・ピット
  • 好きな女優モニカ・ベルッチ