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ヒップスタイル株式会社 代表取締役 平田 恭平

ドライバー育成に力を入れ、軽貨物運送の業界を活性化する!

アマゾンの成長などインターネット通販業界の拡大もあり、物流・配送業界は規模拡大の一途をたどっている。その中で近年存在感を増しているのが軽貨物運送の事業モデル。機動力とコストパフォーマンスに優れ、企業専属で配送を請け負うニーズが増加しつつある。大手宅配便会社出身の平田代表が牽引するヒップスタイルは、創業2年の短期間ながらドライバーを大切にする理念で高い品質を保ち、急成長を遂げている軽貨物運送の注目企業である。

― 御社の事業内容を教えてください。

 軽貨物車両での小口運送を事業としています。大手宅配便会社から配送業務を請け負う企業専属便と、自社の配送サービスとして荷物1個から運ぶスポット便があります。

 企業専属便は今の業務全体の7~8割を占め、大手宅配便会社の他にも、薬品関連や弁当事業など運送部門をもたない会社の多岐にわたる業種の物流や配送を担当しています。

 軽貨物車両は自社で用意し、配送を担当するドライバーは個人への業務委託の形で業務を担ってもらいます。つまり当社の提携ドライバーとして、自分で車を持たなくても普通免許さえあればどなたでもドライバーとして活躍してもらえるのです。現在は約70台の軽貨物車両を持ち、さらに提携ドライバーを増やして業容を拡大したいという状況です。

― 貨物運送には競合他社が多い中で、御社の強みは何でしょうか。

 価格とスピードと安心感ですね。軽貨物輸送の特徴として価格はトラック便やバイク便よりも安価です。車両の購入費と維持費がトラックとはまったく違いますからコストはおのずと下がります。

 また東北や九州などの遠距離でも即日便での対応が可能で、スピードの点でもトラックに引けをとらないことから、物流業界ではいま軽貨物運送が非常に伸びているんです。それに加え弊社では時間厳守などの基本的なルールから接客対応までドライバーの育成にも力を入れており、配送品質の良さも支持を頂いています。

― 物流自体の需要も増えているのですか。

 インターネット通販の普及で、物流の仕事量自体が大きく増加しています。その分、業界の中でドライバーがまったく足りておらず、全国で15万人以上も不足している状態とも言われます。トラックで運ぶまでもなく、でもバイク便では規模が小さ過ぎるという中で、軽貨物運送はサイズ感がちょうどいいんです。業務量は今後も増加の一途をたどることが予想され、ドライバーの確保が当社でも急務になっているところです。

― 提携ドライバーになることのメリットには何がありますか。

 そうした業界の背景がありますから、ドライバーとしての仕事に困ることがありません。そして個人の提携ドライバーとして活躍していただきますから、時間に縛られることなく働くことができます。1日に18時間働いてもOKですし、逆に半日だけでいいという方でも一向に構いません。自分の生活状況に合わせて働け、自分の頑張り次第で大きく稼ぐことができます。

 もちろん年齢も性別も関係ありません。実際に女性のドライバーも現場でバリバリ頑張ってくれていますし、18歳から68歳までの方が元気に働いてくれています。

 また当社では、軽貨物の業界でよくあるような、提携ドライバーさんからいただく登録費や会費といったものが一切ありません。もともと私が新人でこの業界に入ってきて、そうした慣習を知らなかったこともあって(笑)。何よりもドライバーさんに、自分が考えるようにしっかりと稼いでいただくことが一番の思いですから。

著名経営者

  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • テンプスタッフ株式会社

    篠原 欣子
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • 株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)

    羽鳥 兼市
  • 株式会社スタジオジブリ

    鈴木 敏夫
  • 楽天株式会社

    三木谷 浩史

プロフィール

  • お名前平田 恭平
  • お名前(ふりがな)ひらた きょうへい