― いま御社で求めているドライバーはどのような人材ですか。

　安全運転ができる方で、ある程度のコミュニケーション力のある方なら誰でも大丈夫です。

　一口で軽貨物運送といっても、当社にはいろんな配送業務があります。接客が重視される現場もあれば、工場で誰もいない中で荷物を積んで、問屋さんの軒先に置いて帰るといった仕事もあります。当社では面接の際にアンケートをお願いして、希望の収入や休みの日数、勤務の時間や就きたい仕事の内容などを細かく聞き、それに最も見合った仕事をお願いしているんです。

　年輩の方には力を使わず軽いものを運ぶ仕事を割り振り、逆に若くてパワーがあり、目一杯稼ぎたいといった方はフルタイムの宅配便に回ってもらうなどの希望に応えています。ご自身に見合った現場を探すことができますから、安心して来ていただけますね。

― 未経験でも大丈夫なのですか。

　まったく問題ありません。当社では提携ドライバーの方への研修に非常に力を入れています。配送業務に関する基礎的な力を確実に身につけてから現場に出てもらいますので未経験でも不安はありません。

　運転についての基本的な知識や技術的な部分、配送先での接客方法や言葉遣いやマナーなど、仕事の土台になる研修をしっかりと行い、取引先ごとの配送ルールや業務の内容などを約２日間にわたって細かく教えていきます。そして未経験の方には最初の１か月は同乗研修で荷積みの仕方やお客様対応について現場帯同で指導していきます。

　研修を経ることで、何よりもお客様に喜ばれる配送業務を身につけてほしいと考えています。安全第一でクレームのない配達をしてほしいという元請け会社が多いですから、当社が研修に力を入れて質の高いドライバーで業務を請け負っていることは高い信頼につながっていますね。

― 日頃からどのような意識でドライバーと向き合っているのですか。

　未経験者であっても経験者でも、「ドライバーを育てる」という気持ちですね。ドライバーは直行直帰で会社に来ることも少ないので、1週間に一度は社員から連絡を入れて意志の疎通をはかり、不満や要望を聞いています。「もっと仕事を入れて欲しい」などの要望にタイムリーに対応できるように連絡は密にしているのです。

　そして、当社のドライバーさんはみんな仲がいいんですよ。1年に何回かは会社で主催してドライバーさんを集めて飲み会を行うなど、日頃からコミュニケーションが活発です。

　皆さんのほうから「飲み会やりましょうよ」と言ってきてくれ、ドライバー同士も仲良くなっていますね。そうしたコミュニケーションは当社ならではの良さだと思いますよ。