― 起業以来、事業を行うモチベーションとなってきたのはどのような思いですか。

　１つは、自分たちの力で成功することに価値があるという思いですね。私は子供の頃にロールプレイングゲームをやっても、友達よりも早くクリアすることには何の意欲も感じず、それよりも攻略本を使わずに自分の力でクリアすることにこだわりがあったんです。

　それは今の経営に対する思いにも通じるものがあって、成功は、変に世の中のトレンドに乗るのではなく、自分で意思決定をし、自らの力でプロセスを重ねて得ることに意味があると思っています。

　だから遠回りもたくさんしました。新たな事業を興す一方で撤退したものも多くありますし、今の「頭美人」に至る過程もトライ＆エラーの連続でした。でもそれは自分の足で１歩１歩進んでいる結果だからむしろ誇らしい。安易な近道を選ぶようことはしたくないとの思いは強いですね。

― 御社は新卒の社員を積極的に採用していますが、理由を教えてください。

　新卒社員は良い環境の中で入社時のマインドのまま伸ばすことができれば成長は圧倒的です。それは自分自身が体感してきたことであり、だからこそ新卒採用にこだわっています。

　彼らには、ぜひ生意気なまま育ってほしい。学生のうちは社会を知らない分、自分はできると自信たっぷりです。けれども社会に出て現実を知るとシュンとしてしまう。そうではなく、学生時代の生意気な精神を忘れることなく仕事をしてほしい。いつまでたっても上に噛みつくくらいの勢いをもって伸びてほしいのです。

　常識ある人間はそこそこの結果は残せます。でも事業を創り社会を変えるには、常識を持ちながらも非常識なことができる感性が絶対に必要。周りの目を気にせず走り、思考を止めない。仕組みに乗っかるのではなく、仕組みを作るために考え続け、走り続けられる人間を私自身も目指したいと思っています。

― 御社ではどのような人材が活躍していますか。

　100％のことを依頼されたら101％のことをやろうと主体的に動ける社員です。200％のことを継続するといった無理なことを言うのではなく、101％でいいから、自分自身で考えて求められた以上のことを実践できる人材ですね。

　そして、変化を楽しめる人が当社には向いています。日々新しいものに変わり、どんどんブラッシュアップしていきますから、たとえばバックパッカー的な「次はどんな経験が出来るんだろう」というワクワク感が常にあります。変化を自分で創り、会社も変わる。そんな成長カーブを楽しめる人に来てほしいですね。

― 今後のビジョンを教えてください。

　社会のインフラになるようなサービスを作りたい。そのことで歴史に残る会社になりたいと考えています。社会にインパクトを残せるようなサービスを、「人ありき」で事業化して社会に風を起こしていきたいのです。

　得意な分野を持つ社員が既存の事業にシナジーを生み出す形で可能性を広げるのも面白いし、まったく新しいビジネスを始めてもいいと思っています。そんな環境で圧倒的に成長したい、20代を熱く働きたい人にはチャンスが無限に広がる会社です。

　いい会社に入りたい人間は必要ない。いい会社を作りたい、そう考える人とぜひ一緒に夢を追いかけたいですね。